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ふらわのだらだらだいあり2

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2009年07月28日 XML このブログを購読する

ホテルのモーニング/無鉄砲本店@京都府木津川市/伊勢湾岸高速
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 慌てて探したホテルは東横インだったので、モーニング付きです。
 おにぎりが何種類かと漬け物、味噌汁、オレンジジュースにコーヒーと質素ではあるけれど身体を目覚めさせるには充分の朝食です。
 さて、これから今回の旅のメインイベントが控えています、事前に調べてある感じではホテルから車で三十分という感じですね。
 いったん部屋に戻って一昨日の日記をアップしてから出掛けます、雨が降らないといいな。

 カーナビがある時代なので無い時代はどうやって行ったのか思い出せませんが、カーナビの地図と目の前の道路が合っていないことは造成中の郊外では良くあることです。

 それでもあたりはこれから家を建てる前に土地を平らにしてあるので見晴らしが良く、随分と遠くからお店の看板が見えました。
 無鉄砲本店@京都府木津川市ホームページ)、最寄り駅の関西本線木津駅(近鉄奈良駅も同じくらい)まで4キロ以上あるから徒歩なら一時間以上かかると言うことですね。
 開店三十分前に到着して車を駐車場に入れてから店先の様子を見にいくと、既に四人のワイシャツ姿の男性(って、今日は一般的には平日だと思います)が待合席に座って待っていました。
 先客に続けて並んで座りましたが目の前の券売機が気になって仕方ありません、「先に食券を買って待つんだな」と雰囲気を読んで買いました、後から並んだお客さんはみんなそうしていたので良かったです。

 せっかくここまで来たんだから支店の一つにでも行きたかったのですが、ここ本店並の人気を誇る豚の骨(奈良県大和郡山市)は新店舗開店のために長期休業中なのです。
 まあ、次回はその新店と豚の骨に行けばいいやと納得して開店を今や遅しと待っていました。
 定刻の十一時にドアが開き、暖簾が掛けられて店内への案内が始まります、前の四人組は慣れた足取りで左手奥のテーブル席に歩いて行き、私達は初めてのおぼつかない足取りで右手カウンター席に向かいました。
 テーブル席に座って座れなく無いとは思いましたが、厨房の様子を見たかったし、隣り同士のお客さんのオーダーや食べ方も見たかったのです。
 と、既に奥から三番目の席に既に座っているお客さんがいて(なんで?)、どうやら雑誌かマスコミの取材のようでした、ので、その人の手前から順番に座ることにしました。
 少しするとお冷やを持った女性店員さんが近づいてきて食券を確認していきます、スープが二種類に麺量も何種類かあるので大声で厨房に通していました。
 お冷やを飲みながら、卓上調味料をチェックすると(左から)ニンニク醤油、紅生姜、辛し高菜、白ごま、とあったので小皿に辛し高菜と紅生姜を盛り付けてラーメンが出来上がって来るのを待ちます。

 食券を渡してからしばらくすると「お好みはございますか」と聞かれ、麺の茹で加減、スープの濃度、ネギの量(抜きもできる)が調整できて個人的には「コッテリ、ネギ多め」にしたかったのですが初訪問なので「全部普通」でお願いしました。
 厨房では大きな釜を大きな木べらでかき混ぜています、時々、ブタのゲンコツを金槌でたたき割って投げて入れています。
 十分ほど待たされて先に私のとんこつラーメン七百円、夢にまで見たラーメンはステンレスの丸盆に乗せられて運ばれてきました。

 もの凄く旨いスープでこのスープの味を知らずに「濃厚豚骨スープとは」とか語っていた自分が恥ずかしいです。
 そのスープに負けないほど美味しいチャーシューもたっぷり入っていますが、スープに溶けちゃっている感じがします、つまりチャーシューが溶け込んだスープ、みたいな。
 テーブルに置かれた瞬間に辺り一面がトンコツ臭で包まれるほどの濃厚豚骨スープ、それでいて後味を引きづりません、ドロドロの粘度ではあるけどスープが先に無くなるわけではありません。
 つまり豚骨に含まれるコラーゲンが大量に煮出されているのでドロドロに見えるだけで、実際はさっぱりとしていると言うことでしょうか。

 海苔とメンマも一応入っていますがどうでもよく、ネギはホンの瞬間的な箸休めになっています。
 少し遅れて彼女の飛魚だしの正油ラーメン(肉多め)九百五十円、注文時に麺の種類を聞かれたので(細麺ではなく)太麺を頼みました。
 スープを飲んでみるとこれがまた旨味たっぷりでメチャクチャ旨い、一人で来て二杯食べても全くおかしくない感じです。
 チャーシューは麺が見えないくらいに乗せられていてどの一枚もとても美味しい、麺は太めというより中太で豚骨ラーメンと同じ麺のようです。
 おいしいね、おいしいね、と食べているとギョーザ四百円が運ばれてきました、いわゆる羽根付き餃子ですね。

 はち切れんばかりにアンが入っていて特製醤油ダレに浸けて食べるととても美味しいです、ああ、二人で一皿ではなく一人一皿にしておくんでした。

 麺をあっという間に食べてしまったので替え玉をしようと店内をキョロキョロ見渡して店員さんを探します、ちょっと距離があって調理に専念しているので声を掛けにくいなぁと感じていると「味は濃くないですか」と後ろから店員さんに声を掛けられました。
 写真を撮ったりして明らかに部外者風情だったので声を掛けてきたようです、「とっても美味しいです、替え玉をお願いします」と返事すると「太麺と細麺がありますが」と言われたので細麺にしました。

 数分で替え玉(細麺)百円、深ザルで茹で上げられた麺はカツ丼のカツを玉子で閉じる時に使われる底の浅い平鍋に乗せられて、上に万能ネギとチャーシューの切れかけを乗せて運ばれてきます。
 店員さんがドンブリにざっと入れてくれます、入れてからよくかき混ぜて食べるとこれがまた旨いの旨くないのって旨いんですわ。
 回りから「ろくよん、お待ちしました」との声が聞こえ、どうやらトンコツスープと醤油ラーメンの魚介スープを(6対4で)ブレンドして食べられるようです。
 店先にもWスープの札が立てかけてありましたが初訪問ゆえに見送っています、6対4ができるなら5対5や7対3もできるでしょう、色々できるなら何度も来たくなるでしょう。

 挨拶や配膳などの当たり前の接客は自然体でこなしていて、さらに顔を覚えられれば「まいどどうも」となるのも自然体、本当にいい接客は接客されていることに気が付かないものです。
 ごちそうさまでしたと店内を出れば二十人以上の行列、もう少し駅から近い場所で営業するという考えはないんでしょうかね。

 後は帰るだけですが、高速道路はカーナビでは探せないので彼女が印刷して来た地図を頼りにICを乗り継いで来た道を逆に戻っていきます。
 来た時は少し迷いましたが帰りは真っ直ぐ、伊勢湾岸道路を快走して三時間半くらいで刈谷駅に到着、途中で何度か休憩しましたけど。

 電車の時間まで少し余裕があるのでドトールで野菜ジュースを飲みながらのんびり、本当はビールを飲みたかったのですが、平日昼間にやっている居酒屋さんを見つけられませんでした。

 刈谷には快速が止まるので乗り換えが一つ減ります、豊橋で浜松行きに、浜松から熱海行きに、熱海からは東京行きの小田原で降りて青春18きっぷの旅第一弾は終了です。
 小田原で一杯飲んでいこうかとも思いましたが、自宅から上の子を迎えにいくようにとメールが入ったので仕方なく直帰。
 あときっぷは二回分残っているので、どこに行こうかなぁ。




最終更新日  2009年07月29日 17時16分21秒
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