平成13年5月15日

DCAjが韓国文化産業支援センターと国際交流提携

 
 
 (財)デジタルコンテンツ協会は、広く世界のデジタルコンテンツ関連団体と相互理解を深めて行きたいとの趣旨から、ACM-SIGGRAPH(米国コンピュータ学会CG特別部会)やNAB(全米放送事業者協会)と早くから提携し、平行して近隣アジア諸国の団体との交流を図ってきました。この度アジアの関連団体では初めて、韓国文化産業支援センター(KCIPC―韓国文化観光部外郭団体)と、日韓両国のデジタルコンテンツ産業の振興および相互の協力を目的とする包括的提携に調印しました。
 
 詳しい内容については5月15日付の日経産業新聞に以下のように掲載されました。
 
 「韓国系機関と国際交流提携」「デジタルコンテンツ協会、イベントや情報交換」
財団法人のデジタルコンテンツ協会(DCAj、出井伸之会長)は韓国の政府系機関である韓国文化産業支援センター(KCIPC)と、デジタルコンテンツ(情報の内容)産業の振興や国際交流に関する業務で包括的に提携する。
15日に都内で覚書に調印する。日韓両国の団体がデジタルコンテンツの分野で提携するのは初めてとなる。
具体的には優秀なコンテンツ作品や制作者を表彰するDCAj主催のイベント「マルチメディアグランプリ」に、KCIPCが後援団体として加わる。「韓国文化産業支援センター賞(仮称)」を設けて賞金を出資、韓国のコンテンツ会社の出品を促す。香港を交えた国際イベントに発展させることも今後検討する。一方、KCIPI主催で八月にソウルで開く「日韓デジタルコンテンツビジネスフォーラム(仮称)」に対し、DCAj側から日本人の専門家をパネリストとして二人派遣する。両国のデジタルコンテンツ産業に関する情報交換、刊行物の発行、調査リポートの作成などでも協力する。こうした活動を推進するため、夏をメドに産学官の合同協議会を設け、合同会議を両国で毎年開催する計画だ。DCAjはマルチメディアコンテンツ振興協会と新映像産業推進センターが合併し、四月に発足した経済産業省の外郭団体で、二百社程度が加盟している。KCIPCは韓国文化観光部の直属機関として昨年末に発足。両団体ともブロードバンド(広域帯)ネットに対応し、アニメ、ゲーム、音楽などのコンテンツ制作支援を主業務としている。
 

以上

 

交流グループ 普及交流部