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Gammaとの初因縁から3カ月、2006年から2007年と年も変わり、
番組初のビッグマッチ興行の時を迎えた。
3月25日、三重県津市で行われた「Memorial Gate 2007」。
福島には、前回に続き、2度目のヒールサイドのリポーターの指令が下された。
余り気の乗らない福島だったが、そこはサラリーマン。
守るべき存在である妻や子供のため、再び立ち上がることを決心した。
リポート相手は、ドラゲー名物6人タッグ、トライアングルゲート選手権に挑む、
王者・マッスル・アウトローズ組(当時)。 |
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土井成樹、吉野正人、そして、因縁の相手・Gamma。
前回、因縁の相手・Gammaに蹴り飛ばされたことを思い出しながら、いかに自らの身を危険にさらさないように…予習にいそしむ福島…結果は…。
そして、福島の試合直前リポートが始まった。 |
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「王者サイド、土井、吉野、Gamma組です…」
無難にリポートを始めた福島。しかし、後ろで音がする。
「シュッ」「シュッ」…Gammaが竹刀を振る音だ。
しかし、「これも仕事」と心に言い聞かせ、リポートを続ける福島。
「これまでトライアングルゲート王座を3度防衛に成功している王者組。しかし、きょうの相手はこれまでの相手とは違います…」
と、その瞬間、後ろから福島を呼ぶ声が…
「こら、お前。」
後ろを振り向くと、モヒカン頭に、カラーコンタクトをあしらった、竹刀を持っている男。そう、因縁の相手・Gammaだ。
前回は、だみ声で脅してきたGammaだったが、今回はドスの利いた声だ。
「やばい…」。尋常ではない状況に気付いた福島は後ずさり。
「邪魔や。」
気付けば、控室から追い出されていた福島。
後ろでは、またしても、竹刀を振り、威圧を続けるGammaがいる。
「何とか、リポートを締めなければ…」と思いなおし、まとめに入った福島だったが…。
「ガチャーン!」
控室を閉める大きな音。
うかつにもその音にびっくりしてしまったアナウンサーの姿がばっちりカメラに捕らえられてしまったのだ。
実害こそなかったものの、チキンな姿を世間の人々に見られてしまった福島。
この悔しい思い…何と実況にぶつけていた。
「おおっとGamma、横須賀享を相手に!両手にツバをつけて!!顔に直接!!」
「Sweet Angel Kiss だと!」
「“天使の甘い口づけ”というよりは、“悪魔の汚い接吻”という感じがする。」
「この攻撃に何の意味があるのでしょうか!」
やり返すことのできないもどかしさを実況にぶつけ、ささやかな反撃をした福島だった。
次回は、2007年5月放送の無限大プロレスドラゴンゲート7から第3話「テレピアに舞い降りたスウィートエンジェル」をお届けします。
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