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2号機取水口付近 濃度最低に

8月2日 22時56分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の周辺で行われている海水の調査で、1日、2号機の取水口付近で採取された放射性セシウムの濃度は、これまでで最も低くなりました。

福島第一原発周辺では東京電力が原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。このうち、2号機の取水口付近で1日採取した海水からは、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の1.3倍に当たる0.078ベクレル、▽セシウム137が国の基準を下回る0.07ベクレル検出されました。この場所は、4月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後にセシウム137が国の基準の110万倍の濃度で検出されましたが、その後、減少傾向が続き今回の放射性セシウムの濃度はこれまでで最も低くなりました。また、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準の2万倍に当たるセシウム134が検出された3号機の取水口付近では、セシウム134と137がともに1cc当たり0.1ベクレル前後で、前日に比べて低下しました。このほか、沿岸と沖合の10か所で行った調査では、1か所で放射性セシウムが検出されましたが、国の基準を下回りました。