520人が犠牲となった日航ジャンボ機の墜落事故から26年になるのを前に、群馬県警の新人の警察官たちが墜落現場となった群馬県上野村の御巣鷹山に登り、犠牲者の霊を慰め、警察官としての使命を胸に刻みました。
御巣鷹山に登ったのは、群馬県警の新人警察官65人です。この慰霊登山は520人が犠牲となった墜落事故の悲惨さを知ることで、人命を守る警察官としての使命を強く持ってもらおうと毎年行われています。新人警察官は山道を登り始めておよそ30分後、事故の現場に建てられた慰霊碑「昇魂之碑(しょうこんのひ)」に着きました。今月12日には墜落事故から26年になります。警察官らは訪れる遺族のために石碑やその周りを清掃し、全員で黙とうをささげて犠牲者の霊を慰めました。新人警察官の星野美菜さんは「犠牲者と先輩警察官の思いを胸に、一歩一歩踏みしめながら登りました。これから警察官として頑張りたい」と話していました。また、警察学校の竹内誠一学校長は「新人には当時の先輩警察官の使命感を受け継いでほしい」と話していました。