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もんじゅ:「廃炉に」 首相あて6万人署名提出

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉を首相などに求める約6万人分の署名を反原発グループが集め、4日、国会内であった関係省庁との交渉後、文部科学省の担当者に手渡した。

 交渉には福井県の市民団体などから約140人が出席。昨年8月に、もんじゅで起きた燃料交換装置の落下事故について質問が相次いだ。

 炉内の損傷調査について日本原子力研究開発機構の担当者が「透視装置があり、炉内のどこでもチェックが可能」との趣旨の説明をすると、会場にいた専門家が「炉内を満たしているナトリウムは不透明なため、見えないのではないか」と指摘。担当者が「(傷がどういう具合か)そこまでは多分見えない」と発言を修正し、会場から「真面目にやれ」と怒声が飛ぶ場面もあった。

毎日新聞 2011年8月4日 20時42分

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