米大リーグは7月31日でウエーバー公示を経ずにトレードが可能な期間が終了した。米各メディアは1日に、移籍市場の「勝者と敗者」の分析記事を掲載し、スポーツ専門局ESPN、専門誌スポーツ・イラストレーテッド(SI)、FOXスポーツ(いずれも電子版)などが、上原を獲得したレンジャーズを最も成功したチームに挙げた。
昨季、初のア・リーグ優勝を遂げたレンジャーズは連覇に向けて、オリオールズで13試合連続無失点を続けていた上原、パドレスで48試合に投げ防御率1.13のアダムズと2人の右腕を獲得。ともに制球が良く、三振の取れる投手として高評価を受けており、SIは「強力な救援右腕の加入は唯一の補強点を見事に埋めた」とした。
カブスから福留を獲得したほか、ヤンキース、レッドソックスなどと争って昨季19勝を挙げた先発右腕のヒメネスをロッキーズから獲得したインディアンスも高評価。【共同】
毎日新聞 2011年8月2日 東京夕刊