【NQNニューヨーク=古江敦子】3日のニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比21.8ドル高の1トロイオンス1666.3ドルで終えた。欧米の債務問題への懸念が根強いほか、米景気の先行き不透明感が一段と強まり、実物資産の裏付けのある金先物に買いを誘った。
12月物は未明の時間外取引で一時1675.9ドルまで上昇し、中心限月としての過去最高値を連日で更新した。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況感指数が前月から低下し、市場予想も下回った。前日までに低調な製造業・個人消費関連指標が発表された後とあって、米景気減速への懸念が広がった。
特に午前の取引では、投資家のリスク回避姿勢が強まり、米株式相場が一時下落した。行き場を失った投資マネーが、相対的に安全な資産とされる金先物に流入する場面が目立ったという。
銀も続伸した。一方、プラチナは続落した。
COMEX、ニューヨーク
日経平均(円) | 9,659.18 | +22.04 | 4日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 11,896.44 | +29.82 | 3日 16:30 |
英FTSE100 | 5,527.03 | -57.48 | 4日 12:41 |
ドル/円 | 79.74 - .76 | +2.57円安 | 4日 20:35 |
ユーロ/円 | 113.65 - .70 | +3.77円安 | 4日 20:35 |
長期金利(%) | 1.025 | +0.015 | 4日 16:02 |
NY原油(ドル) | 91.93 | -1.86 | 3日 終値 |
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