勤務先の小学校で女児のスカート内を盗撮したとして、都城署は3日、都城市内の小学校教諭、西中武志容疑者(36)=同市久保原町=を県迷惑防止条例違反容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、09年8月25日午前10時ごろ、教室で授業を受けていた女児のスカート内をカメラで盗撮したとしている。
市教委と都城署によると、西中容疑者は特定のクラスを担任せず、理科と算数の2教科を担当していた。この日は希望者を対象にした夏休み中の補習授業で、女児のほか数人が西中容疑者の授業を受けていた。
2月末に別の児童の保護者から「西中教諭が盗撮しているのを子供が見たと話している」と学校に連絡があり、市、県教委が本人に聴取したところ、西中容疑者はいったん容疑を否定。物的証拠がなく処分を見送っていたが、保護者らの要望もあって6月に校長が都城署に相談。捜査で、盗撮されたとみられる動画が見つかったという。西中容疑者は4月から休職中。同署は余罪を追及している。
毎日新聞 2011年8月4日 地方版