果てろ掲示板
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[146] さて〜♪
[作者検索]
ちは 2011/8/4 (Thurs.) 19:44:10
さくさく。
さくさくさくさく
さっくさく☆

……削除!☆

と言う訳で、要らん記事は削除しました。
うふ(←笑っちゃうw)。


> あと、これの前に送ったメールですが、掲示板に貼るなら全文貼りつけて下さい。私の本当に言いたかった事が、第三者からは分かりません。もしこのメールも掲示板に載せるなら、全文載せて下さいね。
> 名乗る名乗らないに関してですが、私が名乗ったところで、私のサイトやBlogがある訳でもなく、本名でも無いので、全く意味が無いと思います。名乗ったとしても、偶然に名前が被ってしまった人に被害が及ぶ可能性もあります。あなたの事ですから、私が例え仮に思いついたHNを名乗ったとしても、検索サイトで目を皿のようにしてさがすでしょうから。
>
> もうこれ以上私が何か言っても平行線だと思うので、これ以降は控えます。
> どうせ「うはwww私の勝利www」としか思わないでしょうから。



くすくすw
くすくすくすくす
くっすくす☆

[コメント]

[143] てすてす
[作者検索]
ちは 2011/8/1 (Mon.) 19:59:38
あーあー、てすてす
[コメント]

[142] 何か久々に
[作者検索]
ちは [Home Page] 2011/7/19 (Tue.) 20:36:30
こう言うのが来た。


----
【お名前】
 
【E-mail】
 
【URL】
 
【コメント】
 検索除けくらいしたらどうですか



いやしないけど。
どうですかって言われても。
したらメリットがある訳じゃなし。
……ばかじゃないの?(笑)

あぁ、ちなみにフォームはパチと違って悪質利用者の閉め出しが利かないんで、ウザくなったら撤去します。
サイトもしばらく稼働出来てないんで、フォームを下げても問題無いだろうと思う。

しかし何だろうねこのタイミングでこの現象。
狙ってやってんのか。
別にどっちでも良いけどさ。

[コメント]

[141] 何か知らんが……
[作者検索]
ちは 2011/7/2 (Sat.) 14:47:29
掲示板、入れなくなってるね。
昨日から。
これ何?

直るんだろうか……(-"-)

ちなみにどうでも良い話。

ああ愛しのわがグレヴィール。

……がっ。
木内さんだったと知った時のショックと言ったら。(笑)

まぁ別に良いけど。

とりあえず、掲示板直りますようにー。と。

果たしてこれを読める人は居るのか。謎。

[コメント]

[140] 小ネタ(一応終わった。※喘ぎ声注意!
[作者検索]
ちは [Home Page] 2011/6/5 (Sun.) 23:53:29
世界がなくなる、その日の祈り。


キミの心が折れるまで。
傍に居る。
僕は、
何があっても、離れない──世界が終わる音は、その時聴こえる
筈なんだ。

「さて、と。もう大丈夫かな? お疲れさま」
──パタン、と音を立てて治療用匣を閉じると、僕とキミは殆ど同時に小さく息を吐いた。
「ありがと、入江くん」
「うん──」
道具を棚へと戻しながら、僕は見下ろすキミが着衣を整えるのを目の端で確認して、頷く。そして何気なく問い掛ける。
「どう? 調子は。無理はしてないと信じてるけど」
「ん、……勿論、キミに心配掛けたくないし、必要以上に無茶したりはしてないつもりだよ。ただやっぱり、オレが思うよりも、力が出ない事が多くてさ、──時々、あれ、もう少し頑張らなきゃ、みたいな感じで、反射的に……あははは」
──もう!
「あははじゃないでしょ、ダメだって言ったよね、僕は。ダメだって言ったよね、僕は。ダメだって言ったよね、僕は?」
「──…………ごめんなさい」
……ふぅ。
別に怖がらせたい訳じゃないし。キミを本気で怒るなんてそうそう僕にだって出来る事じゃなかった。だけど、……キミが苦しんだりするのは嫌だしキミに何かあったらって、そんな不安がいつも僕を不必要なまでに神経質にさせる。キミが──今の体になってから、僕は。もうずっと……。
「良いよ、分かれば。もう僕が、キミの主治医みたいなものなんだから、僕がちゃんとキミを見て居れば、無理させないで済む筈なんだしね。キミに何かあったらそれは僕の責任なんだって、僕もちゃんと分かってるつもりなんだよ。だからキミは、何も心配しないで良い。実際、今は大分良くなって来て居るしね。一時期を思えば、もう半月とかひと月に一度様子を見れば問題無い程度の状態は維持出来て居るんだし、それもキミが僕の言葉通りにきちんと静養してくれたお蔭だろ? ……怒ってないから」
だから顔を上げて。そんな顔をされたら、僕が辛くなるだろ? ……全く。
「……」
ごめん、と。ひと言口にしたいのを、飲み込むキミの複雑な表情。
「もうどれくらいになるかな……」
僕がこうしてキミの体の回復とその状態の維持を手伝うようになってから、──キミが僕以外の誰かに、自分の体を触らせなくなった、あの時から。
「……三年だよ」
キミが澱み無くそう答える。……三年──。
「そうか。でもまだ三年か。長かったような……あっと言う間だったような。不思議だね。もうずっと一緒に居るような気もするけれど、でも全然、足りないような気もするよ」
「……」
パッと、キミが顔を赤らめる。僕達の三年──それはあの日から始まった。
「後悔、してないかい?」
「……それはオレの台詞だよ」
キミは全てを守る為、自身の力の全てを、代償として失った。他に方法が無かった──それでも、ボンゴレの座を退いてでも、守りたかったものを守り抜いて、キミ自身が納得出来て居た事は、僕が誰よりよく知って居た、けれど……。
「僕はキミと居られれば、それで良いさ。元々ボンゴレもそれ以外も、特に興味のあった世界じゃないしね。キミの為の研究も半分は趣味に通じるものがあるし、その成果で少しでもキミの役に立てる、キミが笑ってくれるのなら僕は、……」
だから笑って欲しいから。自分に出来る事はもっと無いのかって、それだけをいつも必死で考えて居る。
「オレは、……オレなんか。元々何も出来なかったのに、唯一大事な人を、皆を守る為に鍛えた力も全部失って。──ほら。炎も、もう出ないよ。何の力も無い、今のオレは……本当に何も出来ない、ただのダメツナだ。キミに心配掛けるばっかりで、いつもキミの重荷になって、迷惑を──」
……それ以上言ったら。キミを叱り付けてしまいそうだと、思った。だからそんな自分をキミごと止めたくて、力無い仕草で自分の拳を見詰めたキミを、後ろから不意に抱き竦めると、その顎に手を掛け強引にこちらを振り向かせて、開き掛けた唇を無理矢理塞いだ。そして静かに応えるキミに、ついばむように触れながら、叱咤の代わりに零れ落ちる言葉を、──。
「何言ってるの。僕にとって、キミはいつだって……」
そのままの、キミだったのに。
言葉の続きは、告げずに繰り返し口づける。受け止めるキミが、愛しくて──だからそれ以上は体力を削って欲しくなくて、静かに抱き締めながら僕はその軽い体を否応なしに寝台へと横たわらせた。
「……ありがと」
そうして僕の意図を汲む、キミの言葉が。超直感を失ってしまってからは、懸命に考えて推し量ってくれたものだと言う事を知って居るから、嬉しくて──だけどどうしても少しだけ、悲しかった。
「リボーン……元気にしてるかな」
「……うん」
そうして彼が、見上げた窓から空に浮かぶ雲を眺めて、遠い目つきで小さなヒットマンの安否を気に掛けるのも、僕に時折見せる淋しさだった。
──あの日を境に、ボンゴレ十代目は姿を消した。綱吉くんは、守りたいもの全てと引き換えに、超直感も死ぬ気の炎も失った。そして闘いに必要な体力、──筋力の一部や、運動能力そのものも、常人の半分程度まで奪われた。だからそれ以来、ボンゴレを束ねる事はおろか、ちょっとした病人並の生活を送る羽目になって、……それが何を意味するのかは、歴然だった。
「今度、父さんに──ううん、何でもないや……」
「綱吉くん──」
何だかんだ言って、ボンゴレは解体するでも無く、家光さんが補佐する形でバジルくんが当面のボスの役割を果たして居る。そして綱吉くんの所には、相変わらず獄寺くんや山本くん、笹川兄妹や三浦さんなんかがひっきりなしに訪れている。──当然だった。あの日キミが守りたかったものは、彼ら……キミが両手で守り切れるだけの、大切な仲間達、ただそれだけだったのだから。だけど……それからしばらくして、リボーンさんだけが、何も言わずに沢田家を去って行った。後で人づてに聞いた話では、『旅に出る』とだけ言って居たらしいけど……綱吉くんがそれを知った時、ショックで三日熱にうなされた事を、僕は内心今でも恨んで居たり、するんだぞ、……リボーンさん。
「……眠たい?」
「ん……」
少し顔を隠して、欠伸を噛み殺す仕草。気付いた僕が問い掛けると、照れ臭そうにこちらを見上げる瞳が、可愛かった。
「部屋、暗くしようか?」
「……うん。ねぇ……」
「うん?」
──シャ、とカーテンを引いて、室内灯を一つずつ消して歩く僕に、布団の下からくぐもったキミの声が呼び掛けるのに、何気無く頷き返すと。
「今日は、抱いてくれる……?」
寝台に戻る僕は、小さく問い掛けたキミの台詞に、動作の自由を奪われたように、ぴたと手足を止める。じわりと見返したキミの表情は、もうほぼ真っ暗な部屋の中で、ようと窺い知れなくて、──僕はそりゃぁ勿論、即座に、抱き締めて頷いてあげたい衝動に駆られた、けれど。
「……ダメだよ。今日は少し、体力削る方法で処置してあるからね。乱暴な事したら、また寝込む事になるだろ。少し様子見て、ちゃんと回復したら──」
──きゅ、と。布団から手だけを伸ばして、僕の指を弱々しく握るキミは、……あぁ、本当にズルいな、もう……。
「優しくして、くれれば……」
──ぎゅ、と強く握り返す僕の手に、キミの超直感が働いてくれたら、と、こんな時は心底思うよ。……当然、そんな事言える筈も、無かったけれど。
「ダメだったら。……辛いの? なら僕は良いから、キミだけ──」
好きなように、してあげる、と言い掛けた僕の言葉を遮って、キミがふるふるふるふる、と布団の中で首を横に振るのが、部屋の暗さに慣れた目でようやく視認する事が出来る。
「……」
そして無言で、僕を見上げるキミ。じっと見詰めるその視線に──。
「じゃぁ、一緒に寝る?」
……はぁ。それでも本当は、体力回復には、障るんだけどな、──とは、とても口にする事が出来なくて、……キミが超直感を失って居る事に、今度は少し安堵する羽目になる。
「……うん」
しょうがないか──。この笑顔を、僕に、見せてくれるキミを……一人突き放す事なんて、出来る筈が無かった。何より愛しくて……傍に居たいと言う自分自身の欲に負けたとも、言えなくは無かった、のだし……。
「ふふ」
一人用には少し広いベッドに二人で入って、笑い合う。キミが眠るまで、少し眠気を我慢して、──そう、思って居たら。
「今日は、怒んないんだね」
おずおずと、キミが言う。……あぁ、こないだ半ギレした時の事、かな──。
「怒る時は、本当に心配な時だよ。今日は割と調子良いからね。だけどちゃんと静かに眠らないなら、当て身食らわせてでも眠って貰うよ?」
そう、本当なら、体力的には僕の上を行く筈のキミ。だけど今となっては、この僕を押しのけるだけの腕力さえ、とうに失われて久しかった。
「……はーい」
くすくす、と笑いながら、キミが僕の胸に顔を埋めて頬をすり寄せて来る。あぁもう……本当可愛いなぁ、この人は。どうしてくれようか……じゃなくて早く眠ってくれないかな、……そう、思って居ると。
「いつも、……ごめん。オレが先に眠るまで、待ってくれてるの、知ってるんだ……オレが目覚ますと、必ず起きてくれる事も。キミも、疲れてるだろ? 先に寝ても、──良いから」
「つな──」
少し苦しそうに、告げたキミが。ごそごそと身動ぐと、僕の言葉を引き取るように、柔らかい口づけをくれる。
「……ごめん」
「──」
そんな、風に。引け目を感じて欲しかった訳じゃない。そうやって、何度も言葉にして来た。それでもキミは、度々そうして切なそうに瞳を逸らすんだな。……綱吉くん。
「……ん」
僕から離れたキミを、引き寄せて奪うように口づけたのは、……元気付けたかったからなのか、苛立ちからだったのか、自分でももう良く分からなくなって居た。多分どっちもだろう――キミが好きだから、元気で居て欲しくて、だけどその思いのままにキミを笑わせてあげる事が出来ない自分が、どうしようも無く不甲斐なくて。
「綱吉くん……」
好きだ。
キミは僕が、時に同情で、キミにこうして触れて居るんだと、どうも勘違いして居る節があって、……本当は全然そんなんじゃ、ないのに。どんなに言葉にしても、容易に全部は伝わらない想いが、あった。それが僕には、たまらなくもどかしくて。
「オレね、……キミに治療して貰う時間が、好きなんだ……。キミの炎は、凄く綺麗で、暖かくて……いつも優しくオレを包んでくれるから。だからこのまま、ずっとこんな体のままだったら、キミと一緒に居られるのかな、なんて──卑怯かな、オレ……こんな事言ってまで、キミに傍に居て欲しいだなんて……ごめん、どうかしてる」
涙ぐんで、自分を責めるように、そんな悲しい言葉を口にするキミ。僕はどうしたら、キミを救ってあげられるのか。どんなに考えても、出ない答えが──。
お願い、綱吉くん。そんな風に、
……弱気に、ならないで。
「僕は、……キミと、ずっと一緒に居ても、良いのかい? キミは──もしも元気になって僕の手が必要無くなったとしても、こうして僕を傍に、居させてくれるの……?」
滲み掛けた涙を、唇を噛んで堪えた。そして隠そうとしても震える声で、ただそう問い掛けるだけが、僕の精一杯だった。
「──オレだけ見てて」
「つな──」
「オレ。……、だったんだ……嫌だったんだ。昔のオレに、キミの事奪られたみたいで、──そんなんじゃないって分かってても、キミにオレ以外の誰も見て欲しくなくて、この手が……誰か他のヤツに触るのが、耐えられなくて」
「……綱吉くん」
「だからお願い、オレの事だけ、ずっと好きで居てよ……入江くん」
「うん──」
感情が、昂ぶるのは、珍しい事じゃなかった。特に検査や治療の後は、よくそう言う事があったから、今さら僕が取り乱す事も、有り得なかった。ただ、勿論キミのそんな姿を直視するのは辛くて……涙堪えたりするのに必死だって事には、変わりが無いのだけど。それでも、今ちゃんと言葉にして伝えなきゃ、嘘だと思った。もう何度だって繰り返し伝えて来た僕の気持ち。だけどだからって声に出さなくてもキミが分かってくれるだなんて甘えた事を考えられる程、この感情は生易しいものなんかじゃなかった。僕は、綱吉くん、……キミが。キミの事が、誰よりも――。
「好きだ。……好きだよ、綱吉くん。大好き──ずっと大好き。大丈夫だよ、僕はキミしか、要らないから。今もこれからもこれまでだって。キミだけずっと、いつまでも愛してるよ……だから僕はどこにも行かない。絶対にキミを離さない。綱吉くん。……綱吉くん。キミが好きだよ、綱吉くん──」
魔法をかけるように、繰り返す。それでも伝えきれない本音のかけらのように、脆くてはかないだけの、降り注ぐ色硝子にも似た、言葉。痩せた体を壊さないように抱き締めた腕はただキミを包み込んだまま、唇だけで触れられる所に、僕は愛しさを焼き付けるような想いで、順番に口づけを降らせて。
「……あれ」
「あっ──」
そして気付く。触れた場所から、キミの体の──。
「……やだ、入江くん」
ふいと悩ましげに顔を背けたキミの、露わになった首筋が、……ねぇ、綱吉くん。却って僕を焚き付けるみたいで……困るな。そう、思いながらも。
「……舐めてあげる。やっぱ辛いんじゃないか。ほら、じっとして。大丈夫、すぐ済──ちょ」
表面上、平静を装ってキミのシャツに手を掛ける僕を、逃げるように身動ぐキミが、……あぁもうだから暴れたら体に障るって、言ってるのに。
「やだ、入江くん。や──」
あ、と。
僕の舌が触れると、小さくのけ反るキミ。やだ、って言ったって、でもね綱吉くん、……。
「こんなに、なってるのに。放っておいたら、辛──」
「や、ゃぁっ……あ、はぁっ、……や、嫌──あぁっ、ふ、んんんっ……!」
──ずず、と。本当に嫌なのか、必死に抵抗するように、体を背けるキミが、不可解で。僕は顔を上げると、そこに触れた指だけをそのままに、上体を起こすとキミの首筋から耳を辿って頬にそっと舌を這わせた。
「どうしたの? 僕がするのが嫌? 僕何か怒らせるような事──」
けれど、腰から下が逃げようとするのとは裏腹に、キミが腕を回して、僕の首元にぎゅっと抱き付いて来る。
え、何──? 半ば混乱する僕の耳元で、キミが切なげに喘ぎながら……。
「あ、あぁぁ、ぁんっ、ん、ふぅっ……──違、……入江くん、ぁ、はぁ、ん……、オレ──……てくれなきゃ、……けない……んっ、んんっ……」
「え──」
……弱ったな。そんな誘い方、する──? この局面で? さっき僕、キミを抱いちゃいけないって、言ったばかりだったよな……? あぁもう……!
「……ん、──ぉねが……はぁっ……ぁ、……っ」
「しょうがないな……じゃぁ、……てあげる」
懇願に、折れた。……と、言いたいトコだけど。キミが可愛い過ぎて、どうしようもないのも事実で、──僕だけが平静を装うような真似は、出来そうになかった。
「は、ぁん……はゃ、く、……ぁ、ん──」
する、と指を這わせて、触れる――キミの柔らかい所が、まるで僕を待ち侘びて欲しがるみたいに、あからさまに疼いている。
「もう……痛い癖に」
──ちゅ。
口づけは、お仕置き。だってあれだけ心配だからダメだって言ったのに──そうは言えないのは、僕の愚かさだ。ごめんよ、綱吉くん……こんな事、本当はダメだって、僕が止めなきゃいけないのに、な。
「痛くして、良いよ──痛いのは、キミが傍に居てくれる、しるしだから。オレはキミが手に入るなら、何だって──」
「黙って。──ほら、こっち向けて」
「……っ!!」
……キミが好きだから。なるたけ優しく。──そんな事を、いくら思ったって。せがまれて、冷静でなんて、居られる筈が無かった。灯りの無い室内で、僕だけが触れる事を許された、綺麗な腰つきが──理性を、あっけなく奪い去って行く。何度か口付けると、その度震えるキミの肌に、小さな跡が浮かんだ。

それから丸二日、キミが熱を出して寝込んで僕は付きっきりで看病をして……様子を見に来た面面に、僕達は二人揃ってことごとく叱り付けられていた。そりゃそうだよなぁ、と、二人で苦笑いして、素直に反省の姿勢を見せると、最後には皆少し心配そうに笑って、早く治すんだぞ、と言って名残惜しそうに立ち去って行った。中でも最高に激怒すると思われた獄寺くんは、初めこそ怒って居たが、……そう――。
『てめーがついて居ながら……。まぁ、お前が居てくれっから、十代目は、……』
『?』
『いや、何でもねぇ』
……って、不意に歯切れの悪いテンポになって、少しだけ切なそうに俯いて居た。そうこうして居る内に、山本くんが迎えに来たから、二人でこの部屋を出て行ったけれど。
――本当、良いヤツらだよな……。別に二人とも(山本くんはともかく)僕の友達ってつもりじゃないんだろうし、そんな風に僕が感じるのはおこがましい事なのかもしれなかったけど。今、僕を頼って僕に依存気味にさえ振る舞ってくれる、綱吉くんを、……心の底から愛しいと守りたいと思うけれど、本当はキミが僕なんか居なくたって沢山の人に守られて幸せなんだって事、僕は誰よりも近くで見て居るから、知ってる。
「あーあ、また心配掛けちゃったね」
最後の見舞が終わると、肩の荷が下りたように大きく息をついて、キミが罰の悪そうな微笑を浮かべてこちらを見上げる。
「……だからダメだって、言ったのに」
僕も閉めたドアから離れてキミの傍らへ戻りながら恨みがましい口調でそう返して苦笑すると。
「後悔してる」
「してないよ」
ぽつりと問い掛けたキミに、本当は『少し』と答えたい気持ちを隠して、そう答える。だってキミが……後悔してないと、言ってくれる事、もう僕には分かって居るから。
「オレは、してない」
だけど、僕を真っ直ぐに見上げてそう伝えたキミの瞳を目にしたら――あぁ、ダメだ。これは見抜かれてる。
「ごめんね、僕にはキミが元気で居てくれる事が一番なんだよ――」
それは、心も、体も、全部で。
「キミが万全でないと嫌だなんて、そんなのは僕のわがままだから、押し付けるつもりは、ないんだ……キミはそのままで、無理しないで良いからね」
「……」
大丈夫。大好き。
もう何度告げたか分からない、僕の100%の気持ち。どれだけが伝わってくれるか、分からないけれど。
それでも、見詰める視線が僕を呼ぶから。
「綱吉くん」
傍らに寄り添って、キミの名を囁く。
「……うん」
小さく応えて、軽い体をもたせ掛けると、でもそれ以上は何も言わないキミの体重を半分預かりながら、僕はじんわりとその肩を包み込んだ。、
そして、――ふ、と口元から漏れる笑みを押し隠して、僕はぽつりとキミに問い掛けた。キミの、強さは――……綱吉くん。
「もしも、僕がキミの大切なもの、全部壊そうとしたら、どうする?」
「……?」
キミが、気怠げに視線を上げると、少し眩しげに目を細める。そして、その視線を斜に流すと。
「止めるよ。どんな事をしてでも」
ほらね、……そう言い切るキミの、揺るぎない覚悟。それが僕を、いつだってずっと惹き付けて止まない──。
「炎も、もう出ないのに?」
敢えて突き付ける刃は、こうなったキミを絶対に傷付けやしないって、今更確かめなくても僕には分かるから。
――それはキミが綺麗な、理由。
「うん。……キミを縛る方法なら、知ってる」
そう言って、僕に口づけるキミ。吐息が甘くて……笑って、しまいそうだった。
「そうだね。キミは全ての力を失ってなお、僕よりずっと強いよね。だけどそれで、もしも僕を殺す事になっても?」
「……うん。でもその時は、──」

オレも、死ぬよ

胸に落とすように、キミがその心を、首元で響かせてくれる。
「だからキミは、死なないだろ──?」
そしてそう続けてくれる、キミの横顔。唇で啄んで、その頬に、囁く。
「うん」
頷く僕の、想いが。どんな時も何よりの激しさで僕を動かして居る事、キミは知って居るかい?
「好き、だから……傍に、居て」
甘えてくれるキミを、抱き締める。――キミを殺める、くらいなら。何だって、するさ。
どんな事をしてでも最後まで傍に居る、その為なら。
「良いの? もう絶対に、――離さないよ?」
……くすくす。
重なる、微笑みと吐息。想いも願いも、現在も未来も全部。

ねぇ。

キミの、心が、折れるまで。
傍に居られる。
僕は、──僕一人が。
誰よりも、キミに寄り添って、そして。
叶う事なら、共に消え行く事か──
せめて見届ける事を、
……神様。
許して、そうして、キミの全てを

僕に下さい。


眠たい……ので、後でまた来るわ。;

一行目はタイトルです。
サイトに格納する予定は無いのだけど……
と言うか、これ私仕上げてあったつもりだったのだが、続きが未完成でびっくりした。;
でも完成してるヤツあったし上げるか……と思って来てるので、上げるよ!(笑)
続きはまた今度。
エロと言う程エロくはないですが、完全に真っ最中なんで、嫌いな人は気を付けて下さい……(←先に書け。;

パチありがとうです。(^ヮ^)
最近めっきり頂かないですが、今日は何故か2回も頂きました……何かすみません、全然更新出来て無くて。;
ついったも、ここんトコ死んでるんですよねぇ……いや気力が激しく欠落していて。;
もうしばらくしたら余裕出るんじゃないかと根拠無く楽観してるんで、その内復活したいですが。
ふー……
皆大丈夫?
地震余波、まだまだあると思うんだ……。
そんな中、私は政府と東電さんの味方です。
だって同じ国民だし、皆頑張って居るよ。
被災地頑張ろうって言うけど、頑張らなきゃならないのは皆同じだからさ。
頑張ろうよ。私もまだまだ頑張る。

[コメント]

[139] 【忘れないで東北】
[作者検索]
ちは [Home Page] 2011/5/18 (Wed.) 22:05:40
一つだけ。

もう、二ヶ月にもなるけれど。
あの日からの事を、よく覚えてる。
日本中が、まだ悲しみと不安で混沌として居た頃。
一番初めに立ち上がったのが、多分一番しんどい環境に居た、被災者その人達でした。
彼らが、言ってくれた言葉。覚えてる。
普通の生活を送れる人達は、いつも通り過ごして欲しいと。
とりわけ、関西の震災経験者達の気持ちを案じてくれて。
私はそれが、嬉しかった。
最初に考えた事は、とにかく働かないと、だったから、ことにその願いを受けたからと言って、そこで初めて目が覚めた……などと言うような事は、まぁ無かったのだけれど、それでも。
いつも考えて居る。私達は、関東は、そして関西は、その気持ちに応えてあげられて居るのかなって。
一ヶ月経った時、びっくりするくらい大きく揺れてそしてあの時、『忘れた頃に』と言う言葉を使った人が、沢山居たね。
もう忘れたのか、と言う気持ちには、ならなかった。だけど、内心では凄く、情けなかった。
善意は、一過性ですか?
それとも、普通に生活してと言われたから、許されると思ったの?

簡単では、なくて。心は。
それはどの立場でも、変わらずに言える事。
普通の生活に戻ると言う事が、忘れ去ると言う事であっては、いけない。
気にかける事と囚われる事が同じであってはならないのと、同じように。
心配しないでと、言いながら、それはだけど確かに言葉で。
気にかけて貰えたなら、やっぱり、絶対に、嬉しい。
日常だって、そうでしょう。
だったら喜んで貰える方を選びたいと思う。それは絶対に忘れる事じゃないと思う。
そして、誰だって、どうしたって心配するのは苦しい。
大丈夫と言われれば、忘れたくなってしまう。それは意図せず、意識の深い所で本能に近い形で。それこそが人と言う生き物の業の深さだけれど。
でも問題が大きければ大きいだけ、そんなのは肥大して行って、そして現実が置き去りになってしまうのは、どうしようもない程に、当然と言えば当然。

だからね。
その為の、【忘れないで東北】です。
それを言葉にする事で、波紋くらいは作れる筈だと、信じる。
もうずっとね、何が出来るかなと、考えては居るけれど。
まずは出来る事から。

時々で良い、励ましたり、募金したり、何かしてあげられる事を、しよう。

頑張ろう、頑張ろうと言ってひたすら頑張って居る人達。
たとえ立ち直るその力に、直接はなれなくても。
まるで綺麗さっぱり忘れたような素振りを見せては、その気力を、根こそぎ奪い取ってしまうかも、しれないの。
分かるかな、……分かるよね。
いつも見てる。それは心で。
直後に切れ間無く、世界中から捧げられた祈り、そして私達の心は共にあると繰り返された言葉。
それにどれ程 力付けられたか。
覚えてる。
だから今も、同じ言葉に触れるその度、涙が零れる。

私達に、出来る事は多くない。国を守る事すら、ままならない。だけど、だから。
それでも何も出来ない訳じゃない、誰一人支えられない訳じゃ、ないでしょう?
少しで良い。出来る範囲で良い。
してもらったら、少し嬉しい。そのくらいで、充分だから。
出来る事、しよう。
もしも心だけなら、と思うのなら、それを形にするだけで良い。
ついったで つぶやくだけで、良いよ。
忘れてないよ、忘れてないよ、忘れてないよ、……そう、伝え続けて、誰かに。誰にでも良い、一人でも良い、そうして少しずつでも、その想いが連鎖して大きな意思になったら良い。
きっと忘れないで居る事、それだけでも誰かの力になる。そう信じて。

頑張ろうね。

そして関東を筆頭に、全国!
まだ何も終わってねぇよ、そしてまだまだ始められる事も続けられる事もある!
休んでも良いから負けんな!
持久走と一緒だよ。
リタイアじゃない、少し息切れして逃げ出しそうになっても良いから、とにかく!
戻って来て果たせる使命や全う出来る務めがあるなら、諦めんなよ。
終わりじゃない、何も片付いてなんか、居ないんだから。
やるよ。これからでも、とりとめも無くても、たとえ結果が何も変わらなくても。
気持ちがあるか無いか、行動を起こせるかどうか。
自分が信じた、道は迷わない。
国を想って、泣く夜も。
人を想って胸が詰まっても、自分に出来る事が無いかもしれないなんて、悲観して居る暇は無い。
動いて。
誰も笑ったりしない。誰も馬鹿にしたりしないよ。
今だから、全部信じて認めて受け入れて、ね。
つまらない事は、いつかの向こう側で。それも否定は、しないけれど。
効率や合理性、適切さも、大事。

頑張ろうね。
頑張ろう。
いつまでだって、必要な限り伝え続けるよ。
誰か一人でも、安心してくれたら嬉しい。
誰か、一人でも。
忘れ、ないで。
覚えて、居るよ。
今もずっと闘って居る事。
一緒に闘って、居るよ。

大丈夫。
大丈夫。大丈夫。大丈夫。

忘れないで、東北。

忘れないで東北を。
忘れないで東北の、あなた達。

どちらの意味も込めて、そして。
いつか形に出来たら良いと願いつつ。
今はここまで。

[コメント]

[138] つぶや……こうかと思ったんですが。
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ちは [Home Page] 2011/5/9 (Mon.) 21:06:22
オレの、優しい、あなた。
本当は少し、我儘なの?(苦笑)


いぁ少しじゃ済まないでしょ、十代目。(笑)

僕の、可愛いキミ。
ほんの少しだけ、本当は欲張りで。

↑だから少しじゃ済まないって、入江氏も。(笑)

キミが
あなたが

『全部欲しい』


……そう言う人達だよね、って ついったで言おうかと思ったけど、めんどくなってこっちに来た。
時々つぶやいてます。台詞とか。台詞とか。台詞とか。(笑)
本当にひと言で済む時は ついったの方が楽な気がする……。
その内気が向いたら纏めてこっちに上げなくもない。多分。
……時間あれば。

はー…………
しかし、CMで夏目BOXとか見ると、もう…………
たかし君がそこに居るだけで泣きそうになると言うか、
もう本当にどうにかなりそうです。
あ、こう言う↑事を向こうで率先して つぶやけば良いのか。そっか。(どうでも良い。

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[137] 小ネタ@下書きはこんなです。
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ちは [Home Page] 2011/4/30 (Sat.) 23:29:52
昔からずっと、白蘭が怖くて仕方がなかった。勝てる気がしない、勝てる訳が無い。キミに出会ってキミに真実を知らされて、一緒に闘う事を決意した後も……倒す、倒さなきゃと、頭で分かって居ても、不安はいつも拭い去れずに心に巣食い続けた。
もう、……これしか無い。そう結論を出して、オレ達の極秘の計画は水面下で進められて来たけれど──もしももうキミに会えないとしたら、そう考えると、今にも足が竦みそうで、いつもオレは……無意識の内に、立ち止まりそうになってしまう。
もう、……会えないと、したら。
もし……どうしても、勝てる方法が無くて、世界を諦めるしか無くなったら、キミは……どうする?
抱き締める腕が優しくて、離したくないと、ダダをこねるように……オレの言葉は、意味も無い謎掛けみたいに零れ落ちて、だからキミは少し息を止めて──深く考えた後で、想いを吐き出すように、震えた腕で、そっと応えてくれる、けれど。
何とかするさ……必ず
……
……そうじゃなくて……
気休めが欲しい訳じゃ、なかった。どうしようも無い現実に直面した時、それを受け入れるだけの勇気がまだオレには無くて、……そんな弱音を吐き出して、キミが叱ってくれたら、無意識にそう思ってしまったのかもしれない自分に気付くと、同時に『やっぱり、ズルいな、オレは……』と自分に嫌気がさすのにも慣れっこになってしまって居る事に気付く。
うん、そうだね……。その時は、その時さ。多分、……僕らの及ばない事態なんて、いくらでもあるだろうしね。そうしたら、僕は……笑わないで、くれる? 綱吉くん
……? 何?
きっとキミを心一杯に抱いて、最後の瞬間までキミの名を呼び続けて、静かに瞳を閉じてここに浮かぶキミの笑顔を見詰めたまま、少し笑って眠るように消えて行きたいと思う
……──
音も無く、自分の胸の真ん中に掌を当てたキミが、そこにオレを包み抱いてくれている気がした。そうして世界の音を掻き消すように柔らかく微笑んで、真っ直ぐにオレを見詰める、……キミが。
ずっと、一緒に居るよ。だから大丈夫。信じてるから──きっと最後の瞬間、この手が触れられる距離に居なかったとしても、キミが必ず僕を想って居てくれるって、僕は迷わずキミを感じて居られる。……それで世界が終わるなら、それも仕方ないさ。僕らは出来る事を死ぬ気でやって、だけどそれでダメなら、僕はキミと居られて幸せだったから、後悔は、──綱吉くん?
……涙が。はらはら止めどなく零れるのと同時に、心が決まった。
ごめんね、やっぱ僕勝手だったよね、キミが全部守り切りたいの分かってるのに、そんな独り善がりな考えで死んでも良いだなんて事、軽はずみに言うべきじゃ──なんて、慌てて取り繕うキミが、オレはもうみっともないくらい、好きで──どうしようもないくらい、抱き締めて、欲しくて。
もしも、最後だと……それ以上進めないと、分かってしまったら、その時はオレ、……キミを探す為だけに、走っても、良いかな?
──、つな……
許して、貰えないかな──? 皆を巻き込んで、危ない目に遭わせておいて、虫が良過ぎるかな……? でもオレ、
──死ぬ時は、キミと……
──ノイズ。抱き締められたと、真っ白になった世界が影を取り戻した瞬間に気付く。
ごめん──! 泣かないで、綱吉くん。僕がちゃんと、キミを掴まえるから……だからちゃんと、傍に居るから──
…………入江くん。ちが……オレ違う、嬉しくて……
え?
オレは……何か、もうずっと最悪の想定に慣れ過ぎてて、死ぬ時一緒に居られるなんて有り得ないんだと、諦め切ってたんだと思う──。だけどキミは、思ってくれるんだろ? 最後の瞬間に一緒に居たいって。だったら、オレ──……何があっても、キミの手を繋いで、絶対離さない……離れたく、ないよ。まだそう思えたら……何か、嬉しくて、さ。オレやっぱ、キミが好きだよ……入江くん。ありがとう……大好き。大好きだよ……
ちゅ
ふ、と。言葉が出なくなった、と思ったら、キミの唇の温もりが伝わって居た。
ん……
優しさが。
いつだって、オレを強くした。どんな崖っぷちの時も、キミが抱いて居てくれたから……オレはギリギリで、踏み止まって、居られた。多分これからもずっと……キミと。

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[136] 小ネタ@白蘭注意!
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ちは [Home Page] 2011/4/30 (Sat.) 19:09:45
ねぇ、知ってる? 正チャン、キミはここ以外の全てのパラレルワールドで、彼を──

ふ、と。
気付くと、ぎゃんぎゃんとうるさい程に、キミが小言をまくし立てて居た。あれ? 今……寝てた、かな……?
「うん?」
「うん? じゃないよっ、全く──て、こら」
またうるさいんだろうな、と思って、両手の人差し指で耳つんぼしたら、その手をパッと掴まれて、思わずじっとその眼鏡の向こうを覗き込んでしまった。そして本音がポロ、と唇を滑る。
「──何」
「何、じゃないでしょ。疲れてるの? 少しは休んで下さいよ。僕も人の事言えないかもしれないけど、あなたは少し力を使い過ぎるきらいがあるんですから、いざと言う時倒れでもしたらどうすんです? ……て、何?」
目を丸くして見せると、あからさまに嫌そうな顔。そんな所は、どこへ行っても変わらないのに。
「いや、正チャンが心配してくれるなんて、空からマグロでも降って来そうだなって」
「はぁ? 何がマグロだよ。それに僕はいつだって心配してるじゃないか。あなたあってこそのミルフィオーレでしょ。熱でもあるなら本当に寝ちゃって下さいよね! 倒れられてから運ぶんじゃ、重労働なんだし、そこんとこ頼みますから、ほんとに」
「あははは、じゃぁ、ここで寝ちゃおうかな。実はお気に入りなんだ、このソファ。ねぇ、毛布掛けてよ、正チャン♪」
「──ダメです。ちゃんと寝台のある部屋に自分で……」
ブツブツと零しながら。それでも、ソファに沈めた体を引き上げようと、こちらへ伸ばされたその柔な腕を、先んじて掴むと。
「ねぇ、知ってる? 正チャン」
見上げた瞳に映る、その薄茶色の双眸が、ふらりと揺れた。
「キミはここ以外の全てのパラレルワールドで、ボンゴレ十代目、沢田綱吉の事を溺愛していて、……二人して僕に刃向かったから、殺されちゃったんだよ」
「──」
驚かない、視線。
「この世界のキミがそうじゃないって、証明出来るかな? ──ねぇ、入江正一クン」
「証明? そんなモノ。僕が用意した処刑の舞台で、沢田綱吉は死んだじゃないか。それ以外のどんな事実が必要だって言うんだ。僕がどんな思いであなたの為に──」
──ぐい、と。掴んだ腕を引くと、どさ、と音を立てて、キミは力の作用するままに僕の上に覆い被さって、僕らは至近距離で見詰め合った。
「そう、彼は居なくなった。だからキミは今もここに居てくれて、けれど仇を、本当は討つつもりなんじゃ、ないのかい……?」
キミは、この世界でも、やっぱり本当は彼の事だけを。そう続けようとする唇が、つと人差し指で遮られる。
「言わないで。それ以上は。僕はあなたの知って居るここじゃない世界の出来事を、本当には何も知らない。あなたが何を見て何を聞いて何を知って居るのか、それをこの先もずっと共有する事は、出来ないけれど」
……そう、言いながら。キミはするりと僕の腕の中に潜り込むようにして、僕と目線の高さを合わせて、向き合った。
「そうだ、……知ってる。正チャン。キミは、綱吉くんの為に、いつだって懸命に必死に、泣いて、怒って、笑って……ボロボロになっても、闘って。この世の全て敵に回しても、何もかも奪われるまで決して倒れなかった。彼を庇って、いつだって心の中にあの男の笑顔を抱いて、ただ一人守りたい人が居るから絶対に負けないんだって、死の間際までそう繰り返して──」
何度でも、そう、『キミを守れるなら』と、誰が止める声も聞かず笑って命を投げ出すように、繰り返し──一度たりとも、その決意を覆す事無く。
「ねぇ、白蘭さん。……良いじゃない、そんなのは嘘っぱちで。今、ここに居る僕達の、この世界だけが、僕らの全て、だろ──?」
そう言って、僕の顔のアザをなぞるように頬を辿る人差し指が。
『キミだけが全てのパラレルワールドで特別な、たった一人の「白蘭を愛した」入江正一』
そんな微かな現実味を帯びた非現実的な可能性をチラ付かせる。
そう──。
「信じ、られない」
……それでも。縋りたくなる。そうして何度でも裏切られた自分自身を、痛い程に知っていてなお、キミが見せる幻想が、いつか現実になったならと──望み、諦めまじりにでも期待してしまう。
「良いよ。あなたが誰の事も信じられないなんて事、僕はもう知ってる。だけど、僕はこうしてあなたに会う為だけに、生まれて来たんだ──誰が何と言おうと、それは絶対に他の誰かの為なんかじゃ、ないからさ」
そして、それを助長するように、繰り返されるその言葉。いつまでも聞いていたい、熱を帯びた声、僕以外のたった一人にずっと向けられていた、強い瞳。

ずっと欲しかった。

それを、この手に入れられる事が、起こり得るなんて。
──そんな都合の良い、夢物語。目が覚めればきっと、キミはいつもの冷えた視線、冷えた口調で……
そうさ。

だから
僕は。
キミが手に入らない世界なら、壊してしまったって良いと──
気の遠くなる程に、繰り返し、思ったんだ。

始まりはキミで、
終わりもキミ、で。
全部キミの所為、だろ?

僕達の世界は、何処にも無かった。
そんな神様の国は、壊して
僕がもう一度
最初から創り変えるから、
ここに来て、そしてずっと

離れずにそうして
居てよ。

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[135] 地震について(あくまで自己責任でよろしく)
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ちは [Home Page] 2011/3/21 (Mon.) 01:09:14
私で最後にしたい。

さて……。
いま、ここに毎日どれくらいの人が来てくれているのか、定かではありませんが。
今日までに、私が感じた事などを、ぽつぽつと纏めて行きたいと思います。
あくまで、私個人の思いとか、考えです。
特定の誰かに宛てたものでも、同意を得たくて押し付けるものでも無いので、それを分かってくれて冷静に読み進められる人は、参考までに見てみて下さい。
あ。
最初の方は、おおむね基本的なアドバイスだと思うので、ある程度誰が見ても平気かも。
途中からは自己判断でお願いします。m(_ _)m

まず、何から行こうかな。
とりあえず、ここ数日と言うか、地震発生からこっち、ぼちぼち感じた事や考えた事、それから参考程度に注意
事項(?)。

私の勤務先は、相当揺れました。入って間も無い会社で、基本役立たずな私は、邪魔にならないように大人しくしているのが最善だったので、あまり本震発生時は何もしていない。
ただ、机の中に入りたかったけど、誰も入らなかったので結局入らなかったと言う経緯を、今となっては入っておいても良かったのかな、と考察。
フロアはそれなりに高い所にあったので、揺れが激しいのは仕方ないかな、と呑気に構えて居たら、女子達が凄い勢いで身支度を始める。びっくりして私も荷物を纏める。
状況見て、倣うべき行動は倣うが吉。
その後、路上でしばらく様子を見るも、余震発生につき社屋が激しく揺れる様を目の当たりに。
この時点で既に津波警報は出て居た。
ぶっちゃけ、『これ崩れて来たらヤバいんじゃない?』と言いながら、全然その場を離れようとしない人達はその場へ捨て置いて安全な場所へ逃げたかった。
これも、本当にヤバいと思ったら個人判断で すべきかもしれません。無用な混乱は招くべきでないが、人命第一。皆に合わせて仲良くくたばっても、誰も褒めちゃぁくれません。自分一人生き残ったとしても、命は命、繋ぐ事を自ら責める必要も他者から責められる謂われも無いわな。
で、帰り。
さっさと解散する事になった職場。普通に持ち場だけ片付けて、退散。
しかし帰宅ルートが無い。どうしようかな……と、ルート探してうろうろ歩き回る内、街が大混乱し始める。
駅でテレビモニタ眺めて居たら、『会社付近の人は会社に戻りな』って言ってたんで、大人しく従う。(笑)
戻ったら驚かれたが、まぁ事情を話して結果オーライ。
で、後はまぁ何だかんだ色々あって、朝まで社内で過ごし、電車が動いたの確認して帰宅。
とりあえず、一晩過ごそうと決めて社へ戻った時点で、食べ物は多目に入手しておいた。
一晩で済むかどうか不安だったので、2日くらいは凌げそうな量を買い込んだ気がする。
……必要です、食べられる時に食べると言う事もそうですが、買える内に買う、済ませられる時に済ませる。
電車移動の時とか、乗り換えの度にお手洗い済ませても、警戒し過ぎと言う事は無い。
あ、どうしようかな、と思った時は、後回しにしない事ですね。
お風呂なんかも、明日で良いかな、と思ったその明日が無事に入浴出来る日だなんて保証はどこにも無いし、後悔先に立たないんだからね……!
なんで、これから停電あるよ、って時も、停電前に『停電終わったらご飯炊けば良っか』じゃなくて、何としても停電前に済ませておくくらいの気持ちで。
あとは、うーん……まぁでも、私もいま時点で家の中に停電中用の光源が無い状態だしなぁ。;
いや、電気止まったら諦めて寝れば良いかくらいの……だからそれダメなんですけどね?(苦笑);
そんなトコでしょうか。とにかく慎重に過ぎると言う事は無いので、これで良いかな、と思った時に、もう少し備えるくらいで丁度良いんではないかと。
一応個人的に気を付けてる事は、出掛ける時は寒くなくてもダウン着るとか、お金は少し余分に持っておくとか。

で、帰って来てからは、とりあえず泣きたいだけ泣きました。
報道を見るにつけ悲しくて悲しくて、それは今もずっと気持ちとしては変わらない。
ただちょっと泣く暇が無くてちょくちょく涙ぐむくらいでやり過ごして来てる感じではありますね。;
もう言う必要も無いかもしれませんが、私は死者の確定数が1,000人を超えるかどうかくらいの頃から、確実に1万人は超えると思っていました。
これは阪神震災の時もそうだったし、経験ある人は分かってる筈ですが、初期の死者数と言うのは情報が無くて少なく報道されているだけなんです。
だから『良かった、被害は少ないみたい』とか、『このままこれ以上の被害が出ませんように』なんて安心してると、後で実際の数値を知らされた時に打ちのめされる事になる。
……別に、人が亡くなるのが当たり前とか、それで良いと思ってる訳じゃありません。
被害が少なくて済むのが良いのは当たり前なんだし、そう思い込んで居て後で辛い思いしないタイプの人は、そう思って居れば良いと思う。
だけど私は望んだ事は反する現実が立ちはだかった時に自分を傷付ける要因にしかならないから、敢えて分かってる事を子供みたいに夢想して裏切られたくはないんだ。そしてそう言う人の方が断然多いと思ってる。
実際問題、事故や天災と言うものが起きて、不特定多数が巻き込まれた場合と言うのは、仮にその時全ての情報が揃って居て、生存者数が確定して居たとしても、その後治療や療養の成果無く死に至る、結果死者数が後追いで増えると言う事例も多くあるものなんです。
だから、今分かって居ないだけで、実際に亡くなった方が多くおられる可能性と言うものを、覚悟しておいた方が良い。気持ちは、勿論全員無事なら良い。だけどそれを盲信するのは危険だから、それだけ必要な人には伝わるように残しておきます。
精神的に備えるのも大事と言う話。

で。
こっから見たくない人は見ないで下さいね。
結構言いたい事言います。多分。

基本、テレビから情報を仕入れて、ついったである程度の市民感情なんかを確認している感じ。
で、思う事。
テレビは頑張ってると思う。問題はついった。
つーか、

無責任だ……。
言いたい事言い過ぎ、適当な事言い過ぎ。
勿論、ついったは基本的にそう言うツールだし、人の口には戸は立てられないのと同じで、厳しい規制をする権限は誰にも無いけれど、だからと言って一人一人で配慮しなくて良いと言う事には ならないでしょう。
少なくとも、無責任なRTをしない。
出所が分からない情報をホイホイとバラ撒いてる人は、踊らされて迷惑を被るのが自分だけに止まらない可能性をどう考えて居るのか。
これはまぁ、比較的慎重に対応するように注意喚起も出回ってるみたいなんで、あんまうるさく言う程の事でもありませんが。
まずは基本的なトコです。
で。
私が好きじゃないのは、無自覚に正義を履き違えて無意味な批判をバラ撒く行為。
こんな時に批判なんかしたって何にも良い事ありゃしません。
誰かに何か言いたいなら直接言え。
これはこの後に書くもう一つと共通項なんですが、ついったでブツブツ言ってりゃ誰か気付いてくれて何とかしてくれるんじゃないか的ないい加減な気持ちで居るなら、批判なんて言葉にして振り翳さないで頂きたい。覚悟
の無い言葉に何の重みも無いよ。表面ばっか正論じみてるけど、だったらそれをどうして正当な策として打ち出して実行に結び付ける努力をしない?
実の伴わない薄っぺらな思考をひけらかして自己満足に浸るのは、日本が平和な時にやってくれ。
と言う訳で、滅多矢鱈に批判をしない。
批判をしない。批判をしない。批判をしない。
隣のおばちゃんが節電してないとか、隣のレジでおっさんがお米を何十俵も買ってたとか、そんな下らん事は本人を直接叱り付ければそれで済むだろうよ。
つーかそもそも見逃すくらいなら他所で言いふらすな。
まずこれが一つ。
で、もう一つ。
他力本願な提案をしない。
これは↑の批判と大体同じ現象として確認されるんですが、著名人に拡散RTさせてるんですよ。
例:『マスコミはもっとこんな報道をしたらどうか』
……だからそれを何故マスコミに直接提案しない?
やるなら署名活動するとか、具体的な策はもっとあるだろうよ。
何で有名人をダシにして自分がさも凄い事思い付いたかのように広めたがるのか。
それ何か意味あんの?
だからブツブツ言ってりゃ誰か気付いて何とかしてくれるんじゃないか的な行き当たりばったりな考えなら偉そうに『私見なんですが』とか言いながら拡散希望で他人に委託して周知させるんじゃないよ。
結果として誰もが賛同して大きな波に発展する事も無くは無いだろうけど、そうなった時に凄いのは発言者じゃなくてついったと言うツールとそれを使いこなす沢山の人々だからね?
とりあえず、こっちは批判に比べたらまだ可愛い現象なんで、そこまで目くじら立てて怒るつもりもありませんが。
ただねぇ、よく考えよう。
自分が思い付いた事を言葉にする時に、これって誰か他の人も考えてる事かな、って、日常生活では結構習慣付いて推測出来てる筈の事が、何故こう言う非常時に限って出来ない?
自分が思う以上に、人と言うのは自分と同じ事を考えて居ます。目に見える形で現れては来ないだけで。
あのね、良くも悪くも、自分が思い付いた事なんてのは、大概どこかで誰かが同じ事考えて居るもんです。
だから、言葉にする前に少し考えて。
例えば、マスコミが一番節電してないじゃん的なコト言い出したヤツは一杯居るだろうと思う。
繰り返します。
一杯居るだろうと思う。
そこで問題です。それは自分だけが考え付いた素晴らしい提案でしょうか?
……冗談、寝言は寝て言え、そう思えたあなたはこの上無く正しい(と私は思う)。
そう、誰だって落ち着いて考えたら分かる。
『節電』『節電』『節電』
呼び掛けるマスコミ各社が、自分達が節電しなくて良いのかな、と、考えて居ない訳無いと言う事を。
つまり『自分だったらこう考える』と言う事は、大体は誰だって考えて居る。
まずそれを基準に据えた上で、じゃぁどうして現実はそうならないのか、と言う事を、よく考えて。
まぁ例えばですが、『そろそろ被害状況だけじゃなくて、今後の事を報道したら良いんじゃないか』なんて事は、結構多くの人が言ってたんじゃないかな?
だからそんな事、マスコミの人間が一番良く分かってるって。;
馬鹿にしてんの?
自分達が何を伝えて居るのかなんて事は、分かっていますよ、当然。そんなもん考えたら分かんだろ。
そろそろ、被害状況はもう分かったから次の段階へ進んだら良いんじゃない? と思って居る視聴者は一杯居るだろうなぁ(むしろそっちが大多数だろうなぁ。)。って、そりゃぁそう思うわ。
あのね。
日本人は情報や感情を共有するのに特化した民族だから、基本的に自分が知って居る事は皆知って居ると思って居るし、自分が知らない事は皆知らないと思って居る。
だからそう言う、『もう見飽きた映像』は皆が飽きてると思ってる。で、安易にそれを口にする。
じゃぁ実際どうか。簡単な事ですね。実際はそうじゃないよ。
例えば今回の地震だって、私は翌朝帰宅してテレビを見るまで、断片的にしか情報が得られなくて、その時点で地震発生直後からテレビを見続けて居た人達との間のタイムラグは半日以上あった訳。
で、もしその時点で、『じゃぁ地震発生時の映像なんかはもう何度も流したんだし、今さら誰も見たくないよね』って判断されて映して貰えなかったら、それ困るんだけど、と思うじゃん。
そう言う事ですよ。
まぁ他にも事情はあるかもしれません。私はマスコミの人間じゃないので分からん。
ただこれだけは言える。
『もっとこうしたら良いんじゃないの?』
と、誰かが得意げに言い出すような事は、真っ先にマスコミの人間が考えて考えて考え抜いて居ると言う事。
そしてそれは、安易に実現しない理由があって実現しないで居ると言う事。
試しに提案してみると良いよ。
テレビ局が、それを出来ない理由を教えてくれるかもしれない。納得出来る理由があれば、マスコミを無能呼ばわりしないんでしょ、そう言う人達はさ。無駄に知性派ぶっては居る筈なんだから。
とりあえず、批判にしても提案にしても、有名人を使って知らしめる、と言うやり方は多分Fanからしたら許し難い事で、私は少なくともそう言う理由で怒った人が相当数居て、方法はともかく阻止しようと言う動きはあったんではないかと思って居ます。
だからそんなに目立った現象でも無いし、そこまで心配して居なかったりはしました。
ただ増えるようなら、ちょっと何かしら考えようかなとは思って居た。
直接、有名人に対して伝えるか、出所に対して伝えるか、その辺は具体的には考えてなかったけども。
とりあえず、本当に必要な意見なら、遠回しに話題にしようみたいなやり方じゃなくて、ダイレクトに働き掛けようね。それが出来るか出来ないかで、人間性が浮き彫りになります。
つまり自分の考えを誇示したいだけなのか、地道に結果を出して役に立ちたいのか。俗物なら俗物なりに、前者がみっともないって事くらいには気が付いてつかぁさい。
あくまで自分がヒーローになりたいのか、誰も褒めてくれないとしても、信じたものを貫いて本当に何かを成したいのか、それを良く考えて。

それから、批判繋がりですが、政府やマスコミを非難するのをやめてくれ。
これもあんま見掛けないけど、私が意図的にスルーしているだけかもしれん。
今、このタイミングで総理を叩いてどうなるか考えて行動しよう。
実際、管さんを悪く言っても良い事なんて何も無いよ。そうでしょう?
反対勢力の人は、色々言いたがると思う。だけど特に何の恨みも無い人達は、まずここで管さんを叩く事に何か意味があるかと言う事を、慎重に且つ落ち着いて考えて。
仮に政権交代だとか内閣解散なんて事に
『今』
なったら。
……大混乱ですよ?
それこそ出来る筈の復興が3ヶ月は遅れかねない。
やめて下さいよ、今は管さんに頑張って貰うしかないでしょう。
流石に自民党がマッハで逃げた件に関しては私も笑うしかない程度には驚いたが、まぁそれも今は良い。
被災地が立ち直ってからどうとでもすれば良い事は、この際置いといて下さい。
本当に国を、被災者を思うなら。
菅さんを励まして菅さんに協力して、少しでも迅速な対応に貢献するのが聡い選択ではないかと私は思いますから。
まずは、頑張ってくれている政府、国会、地方行政に敬意を示しつつ。
出来る事があるなら、無理難題でも言って欲しい。
弱者を庇って、元気で健康な国民として、努力は惜しまない。
こんな時だから、『国民』が『政府』の味方であって欲しい。
一緒に頑張りましょう。『国』は『日本』であって、この国土にしか無い。
その地続きの切り取られた場所で、同じように生きてる。
私達の命、懸命に背負って、国の中とも外とも、必死で闘って居る。
……政治ってそう言う事だと、ちゃんと認めて居てあげたい。
私はそう思います。
勿論、実際に『こうした方が良い』と思う事は、提案したら良い。
それはデータを基に効果予測や成功率をきちんと割り出した根拠あるものなら良い。
……勘でものを言ってはいけない。
先に書いたマスコミへの提案なんかもそうですが、例えば何をどれだけ削って、その分の枠を何に使う、そうするとどれだけのどう言った方面での効果が得られる概算になるのか。
それくらいは根拠として出しましょう。
政府へ出すとなれば、その程度じゃ済まない事は明白ですね。
国のトップってのは伊達にトップじゃないんです。
一般市民がちっとやそっと考えたくらいで分かるような問題相手にしてる訳じゃないんですよ。
まぁ何だ、批判にしても提案にしても、本当に自分にそんな事する力量の無い人間程、虚勢を張ってハリボテじみた理想を振り翳したがる。
そんなモン相手にしてられない偉い人達を、無能呼ばわりしたがる。
何なら政治家になってみなさいよ。
同じフィールドに立ってモノを言えない人を、私は絶対信用しない。
努力もしないで簡単に国の舵取りが務まると思うな。
人間ナメんのも大概にしろ。
てか国民はさ、基本政治家が何言われても傷付かないと誤解して居る節があるよね。
同じ人間ですからね、別に機械とか人形じゃないんで、最低限の思いやりくらいは持ちましょうか。例え身近に感じられない、遠い場所の存在に思えたとしても。
きっと向こうは、国民を平等に家族のように思って居るよ。そうで無ければ務まるものか。
もうね、本当国民総首相制度とか、作ってみたら良い。
一日で良いから、日本と言う国を背負って立ち回ると言う事を、やらされてみたら誰でも分かると思うんだよな。
私は実際そんな制度あったら死ぬ気で拒否したいと思いますが。
絶対ヤだよ、一日たりとも国家なんて背負いたくねぇ。
考えてもごらんよ、裁判員制度ごときできゃーきゃー騒いでる人達が、政治なんてどうこう出来る器 持ってる訳ないじゃない、簡単な事でしょう。
まぁそんな訳で、身の程を知りましょう。
政府やマスコミの人間は、基本的に秀才ですからね。
頭悪そうに見えても私らなんかよりずっと賢いよ。その辺分かってて、彼らを凌ぐ器でもって批判するなら意味もあるだろうが、それにしたって何もよりによって今やらずとも……以下略。

それから、私がずっと考えて居る中に、節電と労働の問題がある。
節電しないといけない、でも働かないと、でも働くと電気食うよね。
この矛盾ループ。
私は働く方を選びます。それは仕事をして流れを正常化しないと、経済が滞って節電どころでなくなると思うから。
がしかし、働いたがために電力不足になると言う可能性もなきにしもあらずなんだよ。
多分そこのトコで日本中がせめぎ合って、そして節電しか見えなくなった人達が、色んな事を否定したり非難したりしているんだと思う。
だけどそれは、真にすべき事なのか?
電力の問題は深刻かもしれないが、少なくとも日本経済は一人一人が働かなければ持ち直さないよ。
無論、電力を犠牲にしてまでフル稼働する必要は無い。
だけど、例えば地震の影響が出て居ない地域の企業と取引がある、都内の企業。
そこが営業しなければ、健全な地方の企業が立ち往生して経営に打撃を与えるかもしれない。
そう言う連続的な関係性が存在すると言う、可能性。いやむしろ現実。
それを考慮したら、仕事休めば良いんじゃない? なんて簡単に言えるもんじゃぁないと思うんだよ。
だから良く考えて。節電は必要。停電もやむを得ない。だけどだからって、真面目に働く事を否定するのは、何かおかしいってちゃんと気付いて。
例えば、こんな時に飲み会なんて何考えてるの、とかそう言う事言いたくなる気持ちは分かる。
だがしかし。
居酒屋さんは居酒屋としての営業するのが仕事なんだよ。
だったらそこにお客さんが入ったって、怒られる事じゃない筈だろう。
ねぇ仮に自分の家族が懸命に一つのお店を切り盛りして居たとして、こんな大震災があって、緊急時なんだから店なんか潰れても仕方ないよ、節電の方が大事なんだもん、って、軽々しく言える?
家族でピンと来ないなら、誰でも良いよ、大好きな人。
守ろうとしてるもの、捨てろよって簡単に言える?
それで仕事や家を失って路頭に迷う人が街に溢れたら、今度は誰を責めるの?
だから良く考えて。
節電は、何の為にするの?
生活の全てを犠牲にする為なの?
ついったの方では、パチンコを例に出して説明しました。
本当は、ライブやお芝居、イベントに因縁を付けてる人にこそ、これを強く言いたい。
芸を仕事にして居る人は、芸をするのが仕事なんです。それを奪うな。
野球の人も野球をするのが仕事……!
大賛成ですよシリーズ開催。別に見ないけど。
だって野球関係者が野球しないで何するの? ボランティア? 大して役に立たないのに?
変な話だけど、主婦にしたって何にしたって、節電にならないだろ? 良いから一日中寝てろよとかって言われて、でも実際は『お前家事しねぇじゃん』っつって旦那から収入分けて貰えなくなったりしたら、そうやって言った相手を恨むだろ。
恨まれる事してるって自覚持って言えよな、少なくとも。馬鹿じゃないなら。
まぁ、大分そこら辺も、そうやって出来る事をやるのも復興、出費や消費を抑えるのも復興、って両容認な姿勢も多くなって来てるようなので、そこまで心配無さそうかな、と思っていますが。

あとはね、まぁ買い占めてるとか謂われのない中傷をうっかり受けてしまってる人、もしも居たら。
世の中に、心無い人は居ます。でもそんな人の言葉には惑わされないで。
人は苦しい時 楽になりたい。そんな時、責める相手が居る事はある種 救いだったりする。
だから知らず無益な批判を振りかざしたりするものだけれど、そこに悪意がある訳ではないんです。純粋にそれが正義と履き違えて居るだけ。
正義の名の下の暴力なんて、良くあること。宗教なんかは殆どそんなのの歴史を背景にドーンと背負って居たりします。
まぁだから、良い事でなくても仕方ない事だと、受けた方が受け流すくらいの柔軟性を持てる余裕を養いましょうね。

ネット文化は、基本的に言葉です。文字と言っても良い。つまり聞き流せる音声とは違って目に見える形で残り易い。
そうであればこそ、取り扱う人間が一人一人責任を持って、負の循環は防止するべきでしょう。
こんな時です。優しくなるのは難しい。難しいからこそ、意図的に優しく柔らかく、大きくそして広く。
目には見えないモニタの向こうの人々に、怒りではなく温もりを差し出しましょう。
今は私も余裕が無い。だから無意味な批判や軽はずみな提案に酔って居る人、それに同調して拡散する人を見付けると、全力でもって潰したくなる。
でもそれじゃダメなんだよ。否定は何も生まない。
だから自戒も込めて、この言葉を連ねて居る。
皆 幸せになりたい。分かってる、それだけだって。
だから頑張ろう。そう言う事がどんなに簡単で、それを実行する事がどれだけ難しいか、分かってる。
皆 同じじゃない。同じじゃないよ。
だからそれぞれにそれぞれが出来る事を。
まずは自分を守って、それから皆の為に出来る事を。
その形はそれぞれに違って、責めたり責められたりする事ではないって事だけ、分かって。
出来ることならその『自分との違い』を、静かに受け止めて下さい。
同じにならなくて良い、溶け合わなくても馴染まなくても良い、でも少しずつ分け合って、皆で背負って行く事は出来るでしょう。
これは私の我儘。だから誰も同意しなくても、良いの。
これをこんな所まで読み進めて、そして『お前だって、色々批判してんじゃねーか』と思った人達。
そうです、本当はそれはした方が良い事ではないの。
だけど誰かが、『批判はやめよう』と言えば、そこから批判を控える波紋が拡がる可能性は、ある。
勿論、そんな簡単にいかないのは分かってる。別に私の自己満足で終わるかもしれない。それはそれで仕方ないと、思ってる。
だけど、だからこそ、

私で最後にしたい。

もしも、ぶつけたい怒りがある人。
私に、何かこの言葉に反論したい事がある人。
何でも言って良いです。私はそれに対して、絶対に何も言い返さないから。
……つまりそう言う事です。
どこかで収集をつけなきゃならない。
回収する場所があれば良いなら、私がやるから。
今の、私に出来る事は、多くはないけれどね。
良いか悪いか、ここにはいくらか人が訪ねて来てくれているのは確かで。
だったらその人達にだけでも、何か伝えられる事、与えられるもの、受け取れるものがあるかもしれない。
今私が不特定多数に対して出来る事があるとすれば、それくらいです。
勿論原稿は書きたい。ただいつサイト更新出来るかは自分でもちょっと分からない。
とりあえず、ついったの方では、たとえ誰も見て居なくても、誰かを励まし続ける言葉を発して居たいと、そんな試みを続けて居ます。
出来るだけ、震災の余波が落ち着くまでは続けて行きたい。

今、本当に日本全体が、悲しみに沈んで居るのを感じる。不安に、苛立ちに、怖れに暗闇の中で俯いているのを感じる。
それを何とかしたい。
この国に生まれた人間だから。
私は基本的にこの国が好きなんです。
人間は嫌いよ。でも人が幸せで居てくれる事は、嬉しい。
ひとまず、後でまた書き直したりするかもしれませんが、こんな所で一旦上げようと思います。
途中まで、先週の日曜くらいに書いてた筈なので、所々意味合いがおかしいかもしれませんが、まぁちょいちょい直しつつ、面倒くさくなって適当にやめた感じなので。;(理由は読めば分かるであろう……;)
元気に、なろうね、皆。
出来る事、しようぜ。
頑張る、私も。

最後に。

地震は誰かが責任を持てるものではない。
だから痛みも理不尽も、皆で分け合いましょう。
きっと少しずつ、良くなって行くよ。
大丈夫。
絶対に、大丈夫。
道が無くても、作れば良いよ。
諦めないで、歩いて、進んで行ける。
手を引いて、背中を押して、少しずつでも、必ず。
今を、一生懸命。明日は、少し休んでも、その後で、また頑張れる。
そうやって、先へ、先へ、先へ。
気が付いたら、いつの間にか復興してた。
そんな未来へ、向かって。
行くよ。

よし。
これで一区切り。

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