JFL松本山雅FCは3日、大黒柱の松田直樹が急性心筋梗塞で倒れるというショックが癒えない中、7日に松本市アルウィンで行われるSAGAWA SHIGA FC(滋賀)戦に向けて調整した。
松本市内で行った非公開練習には24選手が参加。加藤監督は練習前に選手を集め、「松本山雅が勝つこと、ピッチの上でいいプレーを見せることは自分たちにしかできない。プロ選手としての使命を果たしてほしい」と話したという。
午前9時半から約1時間45分でランニング、ボール回し、瞬発力を鍛えるフィジカルトレーニング、ミニゲームなどをこなした。「気持ちを切り替えるのが難しいところはあったが、練習中はそぶりを見せずにやってくれた」と加藤監督。松田が入院する信大病院に深夜までとどまっていた木島兄弟、北村ら数人は一部別メニューだったという。
チーム最年長で精神的支柱でもあった松田の不在がチームの痛手となるのは必至。加藤監督は「今のチームに代わりになれる人間はいない。新たな力を発見するか、新しい選手を加入させるという手段も視野に入れながらベストの形をつくっていきたい」と話した。