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雑誌の販売減、過去最大 2011年上半期

2011年8月4日

 今年上半期の雑誌の販売が激減した。売上額は昨年の同時期と比べ6.7%減り、約4818億円。販売部数は9.3%減って約9億8千万冊だった。いずれも過去最大の落ち込み。出版科学研究所がまとめた。

 少子化や創刊の減少で、雑誌の売り上げは14年連続で落ちている。そこに震災が拍車をかけた。紙の不足などを受け、4月13日時点で発売中止が30点、延期が360点だった。また同研究所は、消費者心理の冷え込みでパチンコ、旅行など趣味関係の雑誌を中心に買い控えられたとみる。

 一方、震災や原発関連でテレビや新聞で得られない情報を伝えた総合週刊誌はよく売れ、発行は前年同期の99%と下げ止まった。3〜4月には販売が前年を上回った。

 書籍の販売は0.4%の微減だった。ただ東北地方の書店では、3月下旬から4月にかけて前年より売り上げが多かった。佐々木利春主任研究員は「小説が売れるなど娯楽を求める人が多かったとみられる。書籍の原点を見る思いだ」。

 震災関連の新刊は4〜6月で約270点。原発事故・放射能関連は、5〜6月だけで約150点に上った。(高重治香)
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