08/03 19:13 更新
およそ5カ月ぶりにやってきました。震災の影響でキャンセルが続いていた中国からの大型クルーズ船。再開第1便が博多港に到着しました。3日午前9時すぎ、福岡市の博多港に到着した大型クルーズ船。中国からの旅行客およそ1900人は3日、太宰府天満宮の観光やショッピングを楽しみました。中国からの旅行客は「(東日本大震災は)四川省の大地震と同じで日本にとっても天災だったと思う。福岡は福島から離れているから、旅行に来るのは全く怖くなかった」と話していました。クルーズ船が福岡にもたらす経済効果は、1隻あたり実に4400万円と試算されていますが、震災の影響で33便がキャンセルとなりました。福岡市の山方浩誘致宣伝課長は「トータルしますと、10億円近い損失になっていますが、福岡にとって大きな損失だと思っている。『福岡はよかったよ』と言ってもらえる“仕掛け”をしながら、経済効果のプラスにつなげていきたいと思っている」と話していました。その“仕掛け”として3日に誕生したのが、観光案内所とギフトショップを兼ねたウエルカムゲート。旅行客を意識して炊飯器も。待ちに待ったクルーズ船。福岡市は「“おもてなし”でリピーターを獲得したい」と意気込んでいます。