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2011年8月4日11時23分

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中国、防衛白書に「無責任な評論」 「強烈な不満」表明

 中国外務省の馬朝旭報道局長は3日、中国の海洋進出に警戒感を示した日本の防衛白書について「中国の国防建設にとやかく言う、無責任な評論を発表した」と批判し、「強烈な不満」を表明するとの談話を出した。

 談話は防衛白書に関する質問に答える形で、中国が「平和発展」と「善隣外交」の方針を堅持していると強調。将来も他国の脅威にはなり得ないと主張した。また、国防省の耿雁生報道官も4日、「中国脅威論を誇張するもので断固として反対する」と述べた。

 2日に公表された防衛白書は中国の海洋進出に絡み、周辺諸国と利害が対立する問題で「高圧的とも指摘される対応」をとっているとして、中国の動向に警戒感を示した。(北京=坂尻信義)

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