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2011年8月3日(水) 19:30 |
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詐欺の罪・弁護士の控訴棄却
国選弁護士の報酬を水増し請求して騙し取ったとして、詐欺の罪に問われ、一審で有罪判決を受けた弁護士の控訴審です。 広島高裁岡山支部は、弁護士の控訴を棄却しました。
判決を受けたのは、岡山弁護士会の弁護士・黒瀬文平被告です。 黒瀬被告は、2007年3月から2008年5月にかけて、容疑者らと接見した回数などを実際よりも多く報告し、正当な報酬よりも30万あまり多い約83万円を不正に受け取ったとして、一審で懲役1年6ヵ月、執行猶予5年の有罪判決を受けていました。 これまでの裁判で弁護側は、被告が接見回数を誤ったのは意図的ではないと無罪を主張してきました。 3日の判決で山嵜和信裁判長は、「被告は実際の接見回数の2倍以上を報告している」と指摘した上で、「詐欺の故意があったと認められる」などとして、控訴を棄却しました。 弁護側は訴えを不服として、即日上告しています。
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