「新日本」(1日、福岡国際センター)
前年覇者の小島聡が、“外敵V”を狙う鈴木みのるの猛攻に苦しみながらも、伝家の宝刀ラリアートで粉砕。G1クライマックス連覇へ好発進した。
小島は新日本の7・18札幌大会で、鈴木のゴッチ式パイルドライバーに敗れた。雪辱を胸に逆水平チョップ43連発、DDT、コジコジカッターと攻め立てたが、一瞬のスキを突かれた鈴木のチョークスリーパーにもん絶。さらに“鈴木の腰ぎんちゃく”石狩タイチがレフェリーに絡む間に反則攻撃を受けるなど、何度もピンチに陥った。
だが、窮状をひっくり返したのは右ラリアート。鈴木のチョークから脱出すると、右ひじのサポーターを宙高く放り投げ、助走を付けて吹っ飛ばした。
小島は「オレの右腕には、KOしてきたレスラーたちの魂が入っている。この右腕がある限り、優勝できる」と会心の表情。逆に鈴木は舞台裏でペットボトルを蹴飛ばし、会見場に誘導する新日本スタッフに「オレに指図すんじゃねぇ!!」と八つ当たり。敗戦のショックの大きさを感じさせた。
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