ホーム > ビジネス > 企業動向

トヨタ伊地知専務、期間従業員の採用が難しくなっている

2011年8月3日(水) 10時25分
トヨタ伊地知専務、期間従業員の採用が難しくなっているの画像
トヨタ伊地知専務、期間従業員の採用が難しくなっているの画像
トヨタ伊地知専務、期間従業員の採用が難しくなっているの画像

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日開いたアナリスト向け決算説明会で、期間従業員の採用が難しくなっていることを明らかにした。

東日本大震災の影響による部品供給不足が解消し、トヨタに限らず自動車メーカー各社は今夏以降、一斉に増産に乗り出す構え。トヨタは部品供給の回復が早まったとして今年度の生産台数を6月時点の計画から33万台上乗せし、772万台に修正した。

このためトヨタでは今後、休日出勤や残業の実施、さらには「3000人から4000人ほどの期間従業員の方の募集を始めた」(伊地知専務)という。

ただ伊地知専務は「同時に仕入れ先も(募集を)始めている。期間従業員の日給は自動車業界は9000円台できていたが、1万円台になったところもあり、そういうことを総合的にみると、若干採りにくくなっているのかなという心配もある」と指摘した。

また「東北地方は全く人が採れないような状態」としながらも、「設備能力を増やすことはできないので、大変な時期だがチャンスなので、とにかく時間と人で勝負したい」と述べた。

《小松哲也》
トヨタ自動車堤工場の画像
トヨタ自動車堤工場の画像
トヨタ/セントラル自動車宮城工場の画像
  • [PR]
  • 転職ならen

注目ニュース

トヨタ伊地知専務「生産正常化は9月に前倒し」

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日の決算発表の席上、震災からの生産復旧について「足元では調達上クリティカルな部品はほぼなくなった。従来より1か月早く、9月には生産挽回のフェーズに入れる」との...

トヨタ、2011年の販売・生産計画を6月時より上方修正

トヨタ自動車は2日、2011年の販売・生産計画を修正したと発表した。

トヨタ伊地知専務「日本の技術力を守るために労働規制の緩和を」

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は2日、2011年度第1四半期決算会見で日本の六重苦について触れ、「今の労働行政では、若い人たちに充分に働いてもらうことができなくなっている」と述べた。

【ゼンリンデータコム Android用 いつもNAVI】月額315円で利用できるオールインワンの高機能ナビアプリ

ゼンリンデータコムが車載器やPCからケータイ、そしてスマートフォンといったマルチプラットフォームで提供する地図・ナビゲーション・POI共有サービスが「いつもNAVI」だ。

この記事へのツイート

RSS

編集部ピックアップ

ピックアップフォト