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歌手の加藤ミリヤ(23)が3日、東京・渋谷のファッションビル109前の特設ステージで、この日発売したベストアルバム「M BEST」のリリース記念サプライズライブを開いたところ、ステージに登場してまもなく猛烈な雨が降りだした。ゲリラライブがゲリラ豪雨に襲われる事態となったが、ヒット曲「ディア ロンリーガール」を歌い上げ、ずぶぬれのファンを晴れ晴れとした笑顔に変えた。
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午後3時にゲリラライブが始まって5分。ポツポツと天から落ちてきた雨粒が、にわかに猛烈な勢いで、地面をたたき出した。ゲリラ豪雨だ。
あっという間にびしょぬれになったファンに、加藤は天幕つきのステージから「(終わるまで)もうちょっとだから待ってて」と語りかけるほどの事態となった。
この日のライブはサプライズで行われた。加藤が登場する直前まで、看板には黒い幕がかけられていた。それでもネットで出回った情報で女子高生中心のファン約1000人が集結。加藤が登場すると、「かわいい〜」と声援が飛んだ。
加藤も「デビュー7年目のタイミングでベストアルバムが出せてうれしい。渋谷は自分の街。歌詞に登場したり、撮影にも使ったりしています」と“女子高生のカリスマ”らしく、ご機嫌にトークをしていた。その矢先に突如の土砂降り。一部のファンが109のビル内に緊急避難するなど、騒然となった。しかし、熱心なファンはずぶぬれになりながらもステージを見守り続けた。
加藤は心配そうな表情を浮かべていたが、渋谷が舞台のヒット曲「ディア ロンリーガール」を歌い上げるとファンもノリノリになり、落ち着いた表情に変わった。
終演後には「普段は晴れ女なんですけど、なぜかリリース日には雨が降ることが多いんです。きょうもイベント前には雨がやんでいたのでビックリしました」と苦笑していた。
(デイリースポーツ提供)
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