黒瀬陽平
ミステリック・サイン, 2008
紙にクレヨン、オイルパステル、アクリル、インク、色鉛筆
H1500 x W1500 mm
ミステリック・サイン, 2008
紙にクレヨン、オイルパステル、アクリル、インク、色鉛筆
H1500 x W1500 mm
ミステリーツアー
アーティストによる展覧会紹介
藤城嘘くんと一緒にカオス*ラウンジのキュレーションをやっている黒瀬陽平です。
ぼくがカオス*ラウンジと深く関わるようになったのは、2009年のはじめごろです。
ネットで梅沢和木くんや嘘くんと知り合い、そこから本格的にカオス*ラウンジの世界へ足を踏み入れてゆくことになりました。一年半くらい前のことです。
それ以前、つまりカオス*ラウンジの世界を知る前にも、ぼくは作品を作っていました。
いまでは絶対に欠かすことのできない「キャラクター」たちとは全く無縁の作品もたくさん作っていました。
そんなことはただの偶然に過ぎない、ということは承知の上なのですが、今となって振り返れば、ぼくはカオス*ラウンジと出会うべくして、作風を少しずつ変化させていたようにしか思えないのです。
今回の展示は、そのようなぼくの「思い込み」を事実にしてしまいたい、と思って開催を決めました。
カオス*ラウンジにとって、展覧会やイベントは「儀式」のようなものですから、そんな試みも可能なのではないか、と思ったのです。
カオス*ラウンジ以前の作品と、カオス*ラウンジ以後の作品をならべ、新作を作る。
その儀式の一部始終を、みなさまに見届けていただきたいと思います。
text by 黒瀬陽平