2008年10月22日

小沢一郎民主党代表の金脈を撃つ地元テレビ「(岩手めんこいテレビ)開局をめぐる「架空株主」疑惑総額5億2500万円」

小沢1小沢











 今週の『週刊現代』は、「執念の調査報道スクープ! 連続追及第5回 小沢一郎民主党代表の金脈を撃つ」です。
 今回は、「地元テレビ(岩手めんこいテレビ)開局をめぐる「架空株主」疑惑総額5億2500万円」ということです。(ジャーナリスト 松田賢弥)。

 フジテレビの「報道2001」に、小沢氏がよく一人ゲストで出演し、小沢氏のPR番組かと思ったことがありましたが、今回の記事で小沢氏とフジテレビの関係が良くわかりました。

 記事には、「89年、小沢自民党幹事長(当時)と日枝フジテレビ社長(当時)の会談が行われた。小沢幹事長は水沢への「番組制作機能を持つ本社設置」を要請したという」とありました。

 以下、『週刊現代』の記事からいくつかを紹介します。

地元秘書の暗躍を示唆する新証言。
株主名簿に記載された個人株主たちは口々に「株は持っていない」と―

「小沢(一郎)事務所から『(岩手めんこいテレビの)株主になつてほしい』とい う依頼があった。株主といっても名前だけだ。小沢の秘書が書類を用意していて、名前を書くぐらいだった。カネを出したわけでもないので、私がどれだけの株を持っていることになっていたのかを教えてもらったことはないし、株主総会に出たこともない。何度同じことを開かれても、私は株のことは知らないとしか答えようがない」
 民主党代表・小沢一郎(66歳)の故郷・岩手県水沢市(現在の奥州市水沢区)。
その郊外で会った地元建設会社の社長は私の日を見据え、言葉を選びながらこう口を開いた。
「小沢事務所」とは水沢にある小沢一郎の実家に置かれた地元事務所のことだ。
その事務所に詰めていた小沢の秘書らは、岩手県盛岡市に本社を置く地方テレビ局「株式会社岩手めんこいテレビ」(内海幸司社長。以下、めんこいテレビ)の「架空株主」を仕立て上げるため、複数の人間に「名義貸し」を依頼したという。
 小沢事務所が主導して名義を借りたと思われる株式の総数は1万5000株、額面にして7億5000万円にのぼる。そんなに大量の株式の名義を借りて、小沢事務所はいったい何をやっていたのか――。

フジ系TV局を地元水沢に誘致

 フジテレビ系列の「めんこいテレビ」が岩手県内で3番目のテレビ局として設立されたのは、90年4月のことだった。その前年の8月、47歳にして自民党幹事長に就いた小沢一郎は永田町でも地元・水沢でも権勢をほしいままにしていた。
地元のテレビ局「めんこいテレビ」の設立も小沢の存在抜きには語れない。
 その小沢の政治力を象徴したのが、同社の本社所在地が一時期とはいえ、岩手県第一の都市である盛岡市ではなく、小沢の故郷・水沢に置かれたことだろう。
(略)

「めんこいテレビ」は上場会社ではないため、虚偽記載をもって直ちに違法性を問えるわけではない。
 だが、道義的責任はないのか。「政治資金オンブズマン」のメンバーで、神戸学院大学法科大学院の上脇博之教授はこう指摘する。
「法的に問題がないとしても、公共性の極めて高いテレビ局の開設に関わったのであれば、小沢事務所が名義貸しを依頼した株式の出資金はどこから出たのか、どういう経緯で名義貸しを頼んだのか、一連の過程を説明すべきでしょう」
 しかし、小沢事務所は、「ご指摘のような事実はない」
 と回答するのみだった。
 小沢事務所の秘書が「名義貸し」を働きかけたと複数人が告白しているにもかかわらず、である。
 少なくとも7名で総額約5億2500万円もの「所有者不明」の株式はどこに行ったのか。そもそもどのようにして取得のカネが出たのか。そして、株を処分したカネはどこへ行ったのか。疑惑は湧いてくるばかりなのである。

(以下、詳しくは『週刊現代』をお読みください。)

shige_tamura at 11:34│Comments(0)TrackBack(0)clip!小沢一郎 

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