熱中症搬送が2万4千人に 7月末までの2カ月、43人死亡猛暑日となった6月29日、東京都港区の六本木ヒルズでは、森ビル正面玄関付近に設置されたドライミストで涼をとる女性の姿が見られた 5月末から7月末までの2カ月間に熱中症で救急搬送された人は2万4790人に達し、前年同期を約3600人上回っていることが2日、総務省消防庁の速報値で分かった。このうち43人が死亡した。7月上旬から中旬にかけて各地で記録的猛暑が続いたためとみられる。 消防庁は「8月に入り、熱中症患者がさらに増える恐れがある。室温が28度を超えないようにするなど注意してほしい」としている。 症状は軽症が1万5091人(60・9%)、中等症8439人(34・0%)、重症637人(2・6%)など。年齢別では高齢者が1万1816人(47・7%)と約半数を占めた。 【共同通信】
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