○西武3-2楽天●(3日・Kスタ宮城)
西武が逃げ切った。五回、坂田の右越えソロで先制。六回には中村の三塁への2点適時内野安打で加点。帆足は低めを丁寧に突き、6勝目。楽天は八回、相手のミスに乗じて1点差に迫る粘りを見せたが、及ばなかった。
○…楽天の岩隈が六回に力尽きた。五回、坂田へのフォークが落ちきれずに右翼席へ運ばれると、六回には先頭の銀仁朗に与えた四球をきっかけにピンチを広げ、2失点を喫した。右肩痛から復帰して2試合目の登板。西武の「故障明けだから球数を投げさせろ」と言わんばかりのしつこい攻撃に対し、岩隈は黙々と投げて耐えていたが、投球数が100球に近づくにつれて制球に狂いが生じ、失点を重ねた。星野監督は「銀仁朗の四球のところでおかしいと思った。あそこ(六回)だけだったな」と悔やんだ。
毎日新聞 2011年8月3日 21時42分(最終更新 8月3日 23時39分)