【NQNニューヨーク=古江敦子】2日のニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比22.8ドル高の1トロイオンス1644.5ドルで終えた。米景気の減速懸念と欧米の債務不安を背景に、実物資産の裏付けのある金先物に買いが入った。12月物は時間外取引で1660ドルを上回り、通常取引に続いて中心限月としての過去最高値を更新した。
朝方発表の6月の米個人消費支出が1年9カ月ぶりに前月比でマイナスとなり、市場予想も下回った。米景気の先行き不透明感から投資家のリスク回避姿勢が強まり、資金の逃避先となりやすい金に買いが膨らんだ。
財政不安が強いスペインやイタリアなどの国債利回りが上昇し、欧州の債務不安が再燃した。
米国では、通常取引時間中に連邦債務上限引き上げ法が可決した。ただ法が成立しても米国債の格下げ懸念は根強いといい、金に買いを誘った。
銀も反発。プラチナは反落した。
金、COMEX
日経平均(円) | 9,637.14 | -207.45 | 3日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 11,722.29 | -144.33 | 3日 10:40 |
英FTSE100 | 5,569.77 | -148.62 | 3日 15:40 |
ドル/円 | 76.84 - .86 | -0.38円高 | 3日 23:35 |
ユーロ/円 | 109.61 - .64 | +0.03円安 | 3日 23:34 |
長期金利(%) | 1.015 | -0.025 | 3日 14:09 |
NY原油(ドル) | 93.79 | -1.10 | 2日 終値 |
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ
日経ニュースメール(無料)など、電子版ではさまざまなメールサービスを用意しています。
(詳細はこちら)