女子中学生誘拐事件 検察は懲役7年を求刑 (03日)

去年12月、身代金目的で女子中学生を連れ去ったとして、監禁などの罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役7年を求刑しました。起訴状などによると金沢市の元暴力団組員、上出忠典被告(46)は去年12月、共犯の男2人と共謀し野々市町で女子中学生を連れ去り、父親に身代金1億円を要求したとされています。裁判では上出被告側が、「共犯者に対する恐怖から逆らえずに犯行に及んだ」と訴え、争点となっていました。論告で検察は「誘拐事件の中で上出被告の果たした役割は重要で被害者や社会に与えた影響も大きい」として懲役7年を求刑しました。これに対し弁護側は「共犯者に対する恐怖に追い詰められ逆らえずに犯行に及んだ」と改めて訴え、懲役3年が妥当としました。判決は5日に言い渡されます。 (17:17)