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それ、値切って良いの?
商売上手は、値切り上手と、よく言われてものです。でも、値切りだけが、商売上手ではありません。IT業界に限らず、値切るという行為はよく見かけますが、果たして得しているのかどうか...
小生は、社外CIO業務、プロジェクト管理業務を生業にしております。この手の値切りの場面も数多く遭遇し、実際い値切りましたし、値切られた経験も数多い。
値切りの功罪は、様々なところで話題になっていますが、ここでも一つ。
値切ると得した気分になります。優越感も得られるでしょう。しかし、ビジネスとは、単発で終わることは少なくない。つまり、値切るタイミングの重要です。
あなたがもし、1つ1000円で仕入れた野菜がいくつかあったとします。同じ1000円でも、出来の良い野菜もあれば、そうではない野菜もあるはずです。売り先が、1200円で売ろうとして、定価で買ってくれる客と100円値切って1100円で買おうとしている客がいた場合、同じ1000円で仕入れた野菜ですが、出来の良い野菜はどちらに売りますか?
買う側からすれば、値切って良いものと値切ってはいけないものがあることに気づくべきです。また、値切るタイミングも。
同一規格の商品であれば、値切っても良いかもしれません。しかし、サービスなど規格が定まっていないようなものは値切ってしまうと、モチベーションも下がるし、どこかで手を抜かれるかもしれません。
したがって、値切るのであれば、サービスの完了後、もしくは終盤に値切るべきです。しかし、その後もなんらかの継続サービスがある場合は、話しは別ですが。
値切るのは、値切られる方にとってはきついことです。嫌なことです。嫌なことは忘れません。一時の利益のために、その後の大きな関係やサービス、ビジネスの室を落としかねません。それを覚悟で値切ってください。
値切れば、なんらかの必ず埋め合わせを必ずさせられます。このことに、気づいていないだけです。
質を落とさず、関係を悪化させないで値切るのが、商売上手というわけです。
ときに、第三者を使った方がうまく行く場合もあります。
小生自身、そんなお手伝いもしています。