2011年07月31日
/青春18きっぷ2011夏の陣/自笑亭で天ぷらそば/えきそば姫路駅店(下りホーム)@兵庫県姫路市にて夏のえきそば/岡山電気軌道東山本線/食堂やまと@岡山県岡山市北区にて中華そば/元祖岡山とりそば太田@岡山県岡山市北区にて塩とりそば/ラーメンPub Tanc@岡山県岡山市北区にて冷やしとんこつラーメン/ | 小田急線の下り始発に乗っても小田原駅始発の下り線には間に合わないし、車で小田原まで行って始発に乗ったとしても大垣あたりで同じ電車に乗ることになるわけで。 |
最寄り駅始発から三本目の下り、小田原駅からは始発の次の下り、それでは青春18きっぷ2011夏の陣、第二弾の始まりです。 小田原から熱海へ、熱海から浜松へ、浜松で豊橋に停まらない特別快速大垣行き待ちで十五分停車。 |  |
 | 停車の間に自笑亭で天ぷらそば三百八十円。 おそらく自笑亭というお店は(浜松駅の駅そばに入っているくらいだから)一大チェーン店を形成している大きなお店だとは思うのですが、ここ、駅そばでしか食べたことがないので、自笑亭といえば私の中では立ち食い蕎麦屋さん。 今日のはシッカリダシが出ていて美味しかった。
特別快速で順調に大垣まで到着したのですが、大垣でどこからかの接続待ちと言うことで発車が十五分遅れてしまいました。 |
旅にトラブルは付きもので、トラブルがあってこその旅です。 遅れたおかげで米原で姫路方面の新快速に接続できず、姫路で乗り換え待ち十五分となります。 時間は十五時過ぎ、もうお腹が空いて空いて、乗り継ぎを一本待ち合わせてもいいから何か食べなくては、と「駅の近くにラーメン屋さん、無いかなぁ」と急遽探すと、なんと駅のホームにあるじゃないですか。 |  |
 | えきそば姫路駅店(下りホーム)@兵庫県姫路市、下りホームだけではなく上りホームにもあり、外から見た感じではどちらもお客さんが入っています。 ラーメンを販売している駅構内の飲食店は、メインにお蕎麦、おうどんを販売していて、一種類か二種類だけラーメンを販売していることが殆どです。 どちらかというとラーメンをメインに販売しているお店は知らないのですが、ここのお店はラーメンとうどんしか販売していません。 いやいや、見るからに日本蕎麦でしょう、と思われる人がいるかも知れませんが、お蕎麦、おうどん、ラーメン、素麺(そうめん)等は麺料理なので、麺に中華麺を使っていれば「ラーメン」と呼ぶことにしています。 |
まあ、何を持ってしてラーメンと呼ぶかの正確な定義を知らないので、個人的に便宜上、そう決めているだけです。 メニューにはなぜか「かけそば」が無くて、『天ぷらえきそば』『きつねえきそば』から始まっていて、十四時から十七時まではタイムサービスとして五十円安くなっています。 夏季限定メニューとして『夏のえきそば』『ジャージャーえきそば』が用意されていたので、券売機をポチッとして厨房に食券を渡すと、麺箱から生麺を菜箸で一玉取って、茹で始めました。 店内は完全立ち食いで、五人程度が並んで食べられるスペースが両壁側と店内中央に各々二つずつありました。 |  |
食べたのは夏のえきそば三百八十円、店外には「夏の冷しえきそば」と表記されてますが、券売機の表記にしています(個人的な決め事です)。 鰹だしと醤油で味を調えた冷たいスープに、冷たい真ん丸い中細麺を120gくらい、トッピングは揚げ玉、青ネギ、花鰹、梅肉、凍らしたスープが添えてありました。 スープと中細麺がよく合っていてとても美味しいじゃないですか、姫路だけでじゃなくて全国のJR駅で販売して欲しいぞ。 |  |
 | 途中、山葵で口を直しながら美味しく食べました、ご馳走様でした。
さて、岡山駅、初めての岡山県。 |
この日の天気は曇りで、気温は高め、東口にでるとかなりの人出、みんなどこに向かっているのだろう。 駅前の案内板で路面電車の駅の場所を探し、その方向を見渡すと電車が来ています。 お店の営業終了時間まで余裕があるのでお店まで歩いて行ってもいいのですが、その地の公共機関があれば乗ってみたくなります。 |  |
 | 岡山電気軌道東山本線、清輝橋線もあり、全線均一料金かと思ったら途中まで百円、終点まで乗ると百七十円。 ワンマン電車なので、岡山駅前駅に電車が着くと運転手さんは電車をいったん降りて反対側の運転席に移動します。 つまり電車の両方に運転席があり、料金箱、入口、全て前後対称です。 |
五分ほど乗って県庁通り駅で降り、大通りを少し戻って小道に入っていくと大通りに平行した商店街があって、食堂やまと@岡山県岡山市北区が左手に目に付きます。 見た目は一昔前の喫茶店、喫茶店の軽食としてラーメンやチャーハンを提供している雰囲気、一瞬、足が止まりかけましたが、勢いを付けて戸を引いてみました。 一歩入ってみると満席、、、えっ?日曜日の夕方で満席?再び店内を見渡してみるとカウンター七席に四人掛けテーブルが四卓、全てお客さんが座っています。 満席の場合、店内で待たせるお店と(食べている人が気になるので)外で待たせるお店があるので、とりあえず戻ろうとしたら後ろに数人お客さんが続いていて戻れるに戻れず。 |  |
 | 「ご注文を決めながらこちらでお待ちください」と店員さんに言われ、正面の壁を見ると中華そば、五目そば、に続いてかつ丼、やきめし、ハヤシライスと続きます。 そうこうしているウチにカウンター一番奥の席が空いて、座ってお冷やをいただきながらオーダー、目の前の厨房では女性店員さんがせわしなく働いています。 左に目を移すと店主さんと思われる男性店員さんが一人のんびりとカツを揚げています、パン粉を付ける動作は周りの動きからすると停まっているかのようにゆっくり、かっこいいですなぁ。 と、他にまだ料理が来ていないお客さんを差し置いて中華そば七百円が運ばれてきました、他のお客さんはトンカツを待っていたようです。 |
 | 岡山ラーメンとはなんたるかは全く分かっていませんが、とろみのある豚骨ダシに濃いめの醤油ダレ、色は乳茶褐色ですが味わいは柔らかく甘めで美味しいです。 茹で時間が一分も掛からない細麺は柔らかめの茹で上がりでスープによく絡んで美味しいですね。 しっかりした大きさの煮豚チャーシューが二つ、細めの茹でモヤシ、細めのメンマ、全体に散らされている青ネギが美味しくて、気が付いたら麺を食べ終わってレンゲをスープので飲んでいました。 ご馳走様でした、入口近くで会計して店外に出ると、何人ものお客さんが待っていました。 |
来た道を戻るように路面電車の駅に戻る途中にある元祖岡山とりそば太田@岡山県岡山市北区、先のお店に行く時に目の前を通って気になっていました。 店内に入ってみると奥に細長く、一番奥に厨房があってラーメンを運ぶ廊下(?)とカウンター台とカウンターだけ、数えてみると十一席と二席です。 その廊下には若い女性二人しかいなかったので「若い女性だけで頑張っているんだ」と勘違い、食べている時に奥の厨房から男性店員さんが出てきました。 メニューは醤油味と塩味、季節限定で冷やししそ梅そばと冷麺が発売されていて、よっぽどそれにしようかと思ったけど、塩味で。 |  |
 | お客さんは半分以上入っていて、私以外は全員二人組でした。 ボケッと待っていると、先の待ち客の分と一緒に三人分が一緒にカウンター台越しに渡されました。 塩とりそば六百五十円、ドンブリは厚手の板に乗せられていて、板にはレンゲを置きやすいように穴が二つ開けられています。 麺が見えないほど白ネギと青ネギが散らされてて、そのネギをよけてレンゲでスープをすくって飲んでみると丸鶏の味わいが口いっぱいに広がります。 |
 | 丸鶏をダシにしたスープは独特の苦みがあり、その苦みが好きなのですけど、苦みを全く感じないスープ、この味わいがとりそばなんですか。 優しくて角のない塩を使っていて、鶏の旨さを十分に感じられます。 少し固めに茹で上げられた細麺もいい感じでスープの味をさらに引き立てているのですが、ネギが多すぎてスープを味わいにくいのはなんででしょうか。 チャーシューの代わりに蒸し鶏があしらわれていて、スープに浸して食べるととても美味しいのですが、ネギが多いのが残念です。 途中で卓上の胡椒や一味を試してみようかと思いつつも食べ終わってしまってご馳走様でした。 |
駅まで戻る途中でスターバックスに立ち寄ったけど、岡山限定タンブラーはありませんでした。 いったんホテルに戻ってクールダウン、身体を休めたいのはもちろんですが、アイフォーンやパソコンも充電もしないとね。 |  |
 | 一時間ほど休んでから、買い忘れた寝酒を買うついでにもう一杯ラーメンを食べるかと、ホテルの近くのラーメンPub Tanc@岡山県岡山市北区に行ってみました。 お昼の十一時半から朝六時までの長時間営業で、金曜日とか祝前日は二十四時間営業とのこと。 店内は壁に面した手作り感のある木製のテーブルと椅子、テレビの真下に五〜六人座れるテーブル、その隣に二人掛け、反対側は四人掛けが二卓、入口近くに三席と二席。 |
威勢のいい男性店主がホールを動き回ってオーダーを取り、厨房では男性店員と女性店員さん二人と四人で切り盛りされています。 他のお客さんもそうですし、お店の名前もそうなのですが、ラーメンだけ食べて帰るお客さんはおらず、一杯、二杯、と飲んでから、な雰囲気。 それを承知で来たわけで、先ずは生ビール五百円で今夜は岡山で一人お疲れ様会、一日に十二時間以上も電車に乗ったのは初めてで疲れました。 ジョッキはキンキンに冷えているというか凍らせてあって、火照った身体を芯から冷やしてくれます。 続けて鶏の唐揚げ四百円、いわゆるザンギ、一つ一つが小ぶりで美味しいですね。 |  |
 | 大きな液晶テレビでは世界水泳が放映されていて、ちょうど四百メートルメドレーリレーをやっていました、頑張れ日本。 一気にビールを飲んでしまったので続けてレモンサワー四百円、こちらも凍らせたジョッキにたっぷりと入ってさらに身体を冷やしてくれます。 さて、身体も冷えたしラーメンでも食べるかとメニューを眺めてから壁を見渡すと、数量限定の冷やしラーメンがあったのでお願いしました。 0度から5度まで辛さが選べるので5度をお願いすると、「初めてですか?」「レッドというメニューは2度でかなり辛い」「すんごい辛いですよ」と言われましたが。 数分で冷やしとんこつラーメン八百五十円、どれだけ辛いかと思ったら薄い橙色のスープです。 |
 | それでも油断せずにレンゲで飲んでみるとピリ辛もなくて、中本の味噌タンメンクラス、辛くないので逆に冷たい豚骨スープの美味しさがじっくり感じられます。 氷が浮かべてあるスープの中には細麺、麺もシッカリ冷やされていて美味しいですね。 チャーシューの代わりに冷やしゃぶ豚も冷たいラーメンにピッタリですが、生暖かいなるとと半身のゆで玉子がなんとも、青ネギと白胡麻はどうなんでしょう。 冷たい豚骨スープはとっても美味しかったので飲み干したかったけど、それはそこまでは、と、ご馳走様でした。 |
posted by ふらわ at 00:00|
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日記
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浜松の自笑亭は一大チェーンではありませんよ。地元ではどちらかと言えば駅弁屋さんという認識だと思います。浜松駅の店舗は隣町のN屋の麺を使っていますが、まぁ普通ですね。
駅そばとしては、静岡駅の東海軒,三島駅の桃中軒,熱海駅の東華軒と同様(この3社も地元では駅弁屋という認識です)、並みだと思います。
とにかく蕎麦は東京ですね。さもない立ち食い蕎麦の店でも、静岡県内では立派な店舗を構えた蕎麦屋なみのものが出てきたりして驚きます(もちろん静岡県内でも美味い蕎麦屋はありますよ。でも、そういう所は高いからなぁ)。
コメントありがとうございます(メールアドレスはスパム対策のため、削除しました)。
駅弁屋ですか、新幹線の停まる駅の駅そばを販売しているからてっきり大手だと思いました。
東海軒は食べたことがありますが、桃中軒、東華軒は食べたことがありません。
食べてみたいですね。
「東海軒(富士見そば)」の和風ラーメンが好きだったのですが、いつの間にか「本格ラーメンになりました」との謳い文句で普通のラーメンになってしまいました。(今は替え玉があるのが笑えます)
「桃中軒」は桜海老かき揚げそば(480円),シラスかき揚げそば(450円)を時々食べますが、新幹線ホームにしかありません。シラスかき揚げそばは、以前はシラス天ぷらそばで、これはよく食べました。(天ぷらといってもジャコ天のシラス版みたいな感じのもの)
「東華軒」は小田原が本拠地ですから、そちらで召し上がった方がいいのかも。熱海駅では伊東線のホームの店が美味いと言われているようですが、私はそこまで凝っていません。(名古屋駅の「住よし」は武豊線のホームの店が美味いと言われるのと同じだと思います)
店がラーメンと言っていないのにラーメンに分類するのは乱暴です。
中華麺を使っているものはすべてラーメンですか?
使っていなければラーメンじゃないんですか?
それと蕎麦、うどん、ラーメン、素麺と並記していますが蕎麦とうどんは麺の種類ですし素麺は麺の種類と料理名の両方、ラーメンは料理名なので比較すること自体おかしいですね。
やまとってそんなにとんこつを強く感じますか?
地元の人間からしたら魚介のすごい強いラーメンなのですが…。
同じものを食べてこれだけ印象が違うと今まで美味しそうだと思っていた記事(特に中本)が疑問になってしまいました。
また、とりそばさんのスープが丸鶏って本当ですか?
私の記憶が確かなら丸ではなかったはずなのですが…。