国際【盧千恵のフォルモサ便り】台湾から日本へ 復興応援「ずーっとそばに居るよ」+(3/4ページ)(2011.4.15 16:12

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【盧千恵のフォルモサ便り】
台湾から日本へ 復興応援「ずーっとそばに居るよ」

2011.4.15 16:12 (3/4ページ)
【盧千恵のフォルモサ便り】東日本大震災の被災者のために募金活動をする台中市新民高校赤十字社支部の学生隊=3月17日、台湾(盧千恵さん提供)

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【盧千恵のフォルモサ便り】東日本大震災の被災者のために募金活動をする台中市新民高校赤十字社支部の学生隊=3月17日、台湾(盧千恵さん提供)

 大度山台地にある静宜大学では、日本人留学生の呼びかけに日本語学科が応え、ある先生のことばですが、「歩いたり、走ったりして募金を行っていました」。この居ても立ってもいられない気持ちが、大学全体を動かしたのでしょう、「祈福会」を始め、「祈福壁」が作られ、祈りのことばを書き込んでもらっていました。

 台湾キリスト教会国連加盟推進協会の羅栄光牧師は「日本の苦難を分かち合おう」と呼びかけています。1999年9月21日に起こった台湾大震災のとき、赤い制服の日本救助隊が余震の続く東勢地方の倒壊した王朝ビルから、閉じ込められていた被災者を担架で担ぎ出したのを目撃し、涙がとまらなかったと「呼びかけ文」に書いていました。そう、あの時、いち早く台湾に救援隊、救助機械、医療隊、救援金を送り込んでくれた隣国日本の真摯(しんし)な友情を思い出した人は多かったでしょう。

 ■「必ず立ち上がる」

 わたし達が前駐日代表だったということで、大勢の人から「日本は大丈夫ですか?」「発電機が200台集まりましたが、どこへ送ればよいでしょう?」などの電話がかかってきました。駐台日本交流協会の電話はパンク状態だったと聞きました。今、台湾人は手を合わせ、日本の復興を祈り、限りない連帯の思いを寄せていることをお伝えします。

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【盧千恵のフォルモサ便り】東日本大震災の被災者のために募金活動をする台中市新民高校赤十字社支部の学生隊=3月17日、台湾(盧千恵さん提供)
【盧千恵のフォルモサ便り】台中市新民高校日本語学科の生徒たちによる寄せ書き「日本の友達に」=4月4日、台湾(盧千恵さん提供)

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