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【新生活不必需情報間】スクール水着 誕生秘話?

産経新聞 8月3日(水)15時28分配信

 本社編集局フロアで社会部の隣には、紙面を組んだり、見出しを付けている整理部がある。パソコンが大量に並び、その熱が社会部に流れてくる。夏はしんどいが、こんなくだらない原稿も紙面化してくれる整理部に「あっち行け!」なんて言えません。もちろん、思ってもいません。

 そんな暑苦しい本社で宿直勤務中、福岡県のある男子中学生たちが魚の死骸を学校のプールに放り込んだとして書類送検されるというニュースが入ってきた。水泳の授業が嫌だったそうだが、「学校指定の水着を着たくなかった」ことも理由の一つらしい。

 確かに「スクール水着」は男女ともに何であんなに地味なデザインで、ダサいのか。私もコンブを巻いたようなパンツをはいて泳いでいただけに、お年ごろの中学生たちの思いもちょっとは分かる。

 いろいろ聞いてみたが、ばかげた質問すぎたのか「なんでですかね。フフッ」と嘲笑されたことも。ただ、物好きもいまして、某メーカーのNさんは「面白い疑問ですね」と言ってくれて、世界水泳で忙しい社内をかけずり回って調べてくれた。

 由来はよく分からないものの、「体操着でもそうですが子供の体は成長が早く、毎年買い替える必要がある。学校で使うものは、機能面よりも値段が安い方が喜ばれる」という。つまり、値段を抑えるためには大量生産が必要。単純な構造で単色の方が大量生産に向いているそうだ。

 色はどうか。プリントはコストがかかる。また、あるメーカーがピンクなどの色でスク水を作ったことがあるが、透けるために回収されたという。

 Nさんは「黒や紺系統の色は透けにくい。白でも透けない水着をつくるのは技術的には可能ですが、教育的配慮も必要です」とか。

 必然的にスク水はこうなったという感じでしょうか。煮え切らない結論に、整理部から「中身がはっきりした、見出しが付けやすい原稿を送ってこい!」と怒号が飛んできそうです。(文・渡部圭介)

最終更新:8月3日(水)15時28分

産経新聞

 
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