プーチン首相がスターリン否定 「全体主義国家は滅びる」1日、モスクワ北方のキャンプ場で若者らの質問に答えるロシアのプーチン首相(ロイター=共同) 【モスクワ共同】ロシアのプーチン首相は1日、全体主義的体制は「非効率で、そういう国は滅びる運命にある」と述べ、ソ連の独裁者スターリンが敷いた強権支配を「繰り返してはならない」と否定した。ロシア主要メディアが伝えた。 首相は同日、政権支持の若者組織が集まるモスクワ北方トベリ州のキャンプ場を訪問。「ロシアには強権的手法が必要か」との参加者の質問に、スターリン時代には数百万人が強制収容所で死亡したと指摘した。 その上で「もっと問題なのは、全体主義が自由と人間の創造的活動を圧殺し、経済も政治も非効率になることだ。ソ連で起きたのはそれだった」と述べた。 【共同通信】
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