2011年 8月 2日 なでしこに国民栄誉賞　宮間・福元喜びの声 △▼ サッカー女子ワールドカップで初優勝を果たしたなでしこジャパンに国民栄誉賞が贈られることが決まりました。先月１８日の女子ワールドカップ決勝では、これまで１度も勝ったことのなかった世界ランク１位のアメリカを宮間選手や澤選手らの活躍で撃破。なでしこジャパンはワールドカップでの優勝という男女を通じて日本サッカー史上初の快挙を成し遂げました。国民栄誉賞が団体に贈られるのは初めてのことです。美作市では岡山湯郷ベルの宮間あや選手と福元美穂選手が喜びの会見を開きました。表彰式は今月１８日に、東京で行われる予定で、なでしこに新たな勲章が加わります。 風鈴電車がお目見え ▲▼ 岡山市の路面電車に恒例の風鈴電車がお目見えしました。今年は涼しさともに復興の音色を奏でます。風鈴電車は、岡山電気軌道が毎年この時期に運行しているもので、車内には３０個の風鈴が吊るされ、走るたびに涼しげな音色が響きます。例年、備前焼の風鈴をつるしていますが、今年は、東日本大震災の被災地を応援しようと岩手県の伝統工芸、南部鉄器を使った南部風鈴が一緒につるされたほか、岡山市の県立岡山操山中学校の生徒６０人が書いた復興へのエールが飾られています。この風鈴電車、今月末まで、岡山市内中心部を走る清輝橋線と東山線で運行します。 新中央病院　防災対策まとまる ▲▼ 東日本大震災を受け、建設工事が中断している香川県の新しい中央病院について津波・高潮や液状化への具体的な対策案がまとまりました。対策案は２日開かれた香川県の中央病院の防災対策を考える会議で大筋で了承されました。内容は津波・高潮対策として地盤をさらに１メートルかさ上げすること、液状化対策として地盤の改良工事を周辺の幹線道路にまで広げることなどです。東南海、南海などの地震が同時に起きた場合、高松港を約２・９メートルの津波が襲い、新しい中央病院は約０・６メートル浸水するという専門家の独自の想定を踏まえています。検討会議はこれで終了し、今後は９月議会で予算や工事のスケジュールを検討していくことになります。 いざ甲子園へ　英明高校が浜田知事表敬 ▲▼ ２年連続の甲子園出場を決めた香川県代表の英明高校の選手たちが浜田知事を表敬訪問し、甲子園での活躍を誓いました。県庁を訪れたのは英明高校野球部の井口文登キャプテンやエースの松本竜也投手など７人です。県大会の優勝報告を受けた浜田知事は「練習で鍛えた力と技を発揮して、どんどん勝ち上がってください」と激励し、バットと試合球を贈りました。初出場の去年は初戦で敗退した英明。今年は初勝利を狙います。英明ナインは３日、学校で壮行式を行い、甲子園に出発。夏の甲子園大会は３日午後、組み合わせ抽選が行われ、６日に開幕します。 平和のための戦争パネル展 ▲▽ 原爆が投下された後の広島などの惨状を撮影した写真パネル展が津山市役所で開かれています。このパネル展は戦争の記憶を風化させないため津山市などに住む原爆被爆者らが毎年、広島・長崎の原爆の日にあわせて開いているものです。会場には原爆が投下され荒れ果てた広島の町の様子や飢えのため雪を食べる子供たちの写真。被ばくによる熱さで川に飛び込む人たちを描いた絵などおよそ１００点が展示されています。この平和のための戦争パネル展は津山市役所で今月５日まで開かれています。