泊原発周辺4町村アンケート 大幅延期、質問も白紙 道議会自民が異論
(08/03 06:55、08/03 09:49 更新)
道は2日、北電泊原発(後志管内泊村)の周辺4町村の全世帯を対象に月内に実施する予定だったアンケートについて、質問内容を白紙に戻して再検討するとともに、実施時期も大幅に延期する方針を固めた。道議会与党から異論が噴出したため方針転換した。合わせて、アンケート対象となっていなかった半径10キロ圏外についても何らかの形で意見を聞く考えを明らかにした。
4町村へのアンケートは福島第1原発事故を受け、原発事故の際の避難方法などを定めた道原子力防災計画を見直すため、住民の意見を聞くのが目的。
当初は、後志管内泊、岩内、共和、神恵内4町村の全約1万世帯を対象に、事故時の避難経路や連絡体制について不安に思うかどうかなど10問程度を質問するため、週内に用紙を発送、月内に結果をまとめる予定だった。<北海道新聞8月3日朝刊掲載>
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