鳥取市浜坂の鳥取砂丘で6月に見つかった4体の人骨について、鳥取県警は2日、鳥取大医学部の鑑定の結果、江戸時代後期から明治初めの成人の骨とみられると発表した。死因は不明だが、木棺に入れて埋葬された可能性が高いという。
県警によると、骨の形や歯のすり減り具合などから20〜50代の男女2体ずつと推定される。刃物などによる大きな損傷はないといい、服は風化したせいか、残っていなかった。4体のうち歯が残る3体で虫歯が見つかったが、治療の跡はなく、歯科治療が一般的でなかった時期とみられる。
骨は、頭を西に向けて縦一列に並んだ状態で埋まっていた。仰向けで、胸の前で手を組んだように見える骨もあるという。それぞれの間からは大きなもので長さ約10センチの木片と、明治以前まで使われていた形の鉄の釘が見つかり、県警は木棺の破片とみている。
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