現在、福井県には停止中の関西電力の原子力発電所が7基あります。これらの原発の再稼働を差し止めるよう求め、隣の滋賀県の住民らが仮処分を申し立てました。
仮処分申請したのは、滋賀県の住民ら168人です。
現在、福井県には関西電力の原発が11基あり、そのうち7基が定期検査などのために運転を止めています。
住民らは福島の原発事故によって国の安全審査指針の欠陥が明らかとなったため、この基準に沿った点検で再稼働することは違法だとし、もし福井で原発事故が起きれば近畿の水がめである琵琶湖が放射能に汚染されるとも主張しています。
「裁判ををやってなんとしても原発を止めたい。子どもたちや孫に禍根を残すし、かけがえのない琵琶湖にとって、とんでもない事に間違いなくなってしまう」(滋賀県長浜市在住・辻義則さん)
住民らは年内にも福井県内にある関西電力以外の原発についても運転停止などを求める方針です。 (08/03 07:29)
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