福島県内ニュース

南相馬と楢葉、富岡848人、一時帰宅

2011年08月01日 09時23分配信

東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は31日、南相馬、楢葉、富岡の3市町で行われ、計501世帯848人が参加した。

南相馬市は138世帯247人、楢葉町は128世帯207人、富岡町は235世帯394人が参加した。

南相馬市は馬事公苑、楢葉町は広野町中央体育館、富岡町は同体育館と川内村民体育センターをそれぞれ中継基地に、バスに分乗し警戒区域内に立ち入った。

最大の空間放射線量は南相馬市が毎時4・50マイクロシーベルト、楢葉町が毎時1・48マイクロシーベルト、富岡町が毎時18・74マイクロシーベルト。

個人の積算放射線量は南相馬市が0〜5マイクロシーベルト、楢葉町が1〜2マイクロシーベルト、富岡町が2〜21マイクロシーベルトだった。

各市町とも除染が必要な人や物はなかった。

南相馬市で11人が目まいや頭痛などを訴えた。

楢葉町で2人が切り傷などを負い、富岡町では4人がハチ刺されや脱水症などで治療を受けた。

いずれも症状は軽かった。

トップへ