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福島第一原発 最高の1万ミリSv超を計測
「東京電力」は1日、福島第一原子力発電所の敷地内で、一時間当たり1万ミリシーベルトを超える、これまでで最も高い放射線量を計測したと発表した。
最も高い放射線量が計測されたのは、福島第一原発1号機と2号機の間にある排気筒の底につながる配管の部分。1日午後、作業員が放射線量を計測したところ、持っていた計測装置で測れる上限の一時間当たり1万ミリシーベルトを超えていることがわかった。
この配管は3月の東日本大震災の後に行われた「ベント」という作業で格納容器内の蒸気を外に出すための通り道であることから、ベントが影響している可能性もあるという。
現在、この配管には空気が流れていないため、放射性物質が外に出ていることは考えにくいということだが、東京電力は周辺を立ち入り禁止にして放射線を完全に遮へいする作業を行う予定。
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