福島第1原発事故 1・2号機建屋間の屋外で1時間あたり1万mSv以上の放射線量を測定
東京電力は1日、福島第1原子力発電所1号機と2号機の原子炉建屋の間の屋外で、これまでで最も高い、1時間あたり1万ミリシーベルト(mSv)以上の放射線量を測定したと発表した。
1日午後の会見で、東京電力は「10シーベルト(1万ミリシーベルト)/h以上ということですので、実際に何シーベルトかわかっていない」と話した。
東京電力によると、1日午後2時半ごろ、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気用煙突の底の部分で、1時間あたり1万ミリシーベルト以上という非常に高い放射線量が検出された。
これまでで測定した中で最も高く、被ばくすると、ほぼ全員が死亡する放射線量にあたる。
これまでは、1号機の原子炉建屋の中で検出された1時間あたり4,000ミリシーベルトが最高だった。
東京電力では、事故直後のベント作業で放出された放射性物質が、配管内に付着している可能性があるとみており、鉄板などで放射線を遮へいすることにしている。
(08/02 06:20)