香港 2011年8月2日(火曜日)
「日本キャラの祭典」大盛況:アニコム、きょうまで開催[媒体]
香港最大のアニメフェア「香港動漫電玩節(アニコム&ゲームス香港、ACGHK)」が、きょう2日まで湾仔の香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で開かれている。会場を埋め尽くすのは、香港を含むアジア広域において同分野で最大の人気を誇る日本のキャラクターたち。これら商品や限定グッズをお目当てに来場するのは、主に夏休み真っ只中の地元ティーンエイジャーだ。
普段は公立病院で看護師として働いているという沈紀茘さん。この日は年休を取得してアニコム名物のコスプレ・コンペティションに参加した。扮したのは、コーエーテクモゲームス(横浜市)の人気アクションゲーム「真・三國無双」の女性キャラクター、星彩。真・三國無双は、三国志の世界を舞台にしたソニー「プレイステーション」専用のシリーズで、星彩は蜀の武将・張飛の娘だ。
沈さんはNNAの取材に対し、「去年は韓国のオンラインゲームのキャラクターのコスプレで参加したけど、会場の反応はいまいちだった。今年は反応が全然違う。この知名度の高さは、日本キャラならでは」と日本キャラクターを選んだ理由を説明した。衣装は、公式サイトで意匠のディテールを確認しながら自作した。製作には1カ月ほどを要したという。
沈さんが一番最初に日本アニメを好きになったきっかけは、小学生のころに見た「聖闘士星矢」で、今一番のお気に入りは宇宙戦争をモチーフにしたSF漫画「ファイブスター物語」だ。アニメ好きが高じて高校時代には3年間ほど日本語も勉強した。ただ最近では韓国歌手に触発されて、韓国語の勉強を開始しているという。
セン湾から同級生4人とともに来場した黄子楽くん(13)は、初めてのアニコム参加。宣伝を見て興味を持ったといい、この日はポスターやキャラクター文房具など250HKドル(約2,500円)相当を購入。「いろんなものが売られていて、見て回るのが楽しかった」と感想を語った。<香港>