東京(CNN) 東京電力は2日までに、福島第一原子力発電所の敷地内で事故後最も高い放射線量が測定されたことを明らかにした。
東電の報道担当者によると、1号機と2号機の原子炉建屋の間にある排気筒の底部付近で1日午後、毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上の高線量が計測された。
これは一度の被ばくで死に至る量。東電は直ちに周辺を立ち入り禁止とし、原因と復旧作業への影響を調べている。
政府と東電が発表した事故収束の工程表では、10月から来年1月にかけて原子炉を冷温停止状態とすることが目標となっている。事故を受けて日本では原子力政策が再検討され、ドイツは2022年までに国内の原子炉をすべて停止すると発表した。