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1号機で5シーベルト以上=屋内で最高、原子炉調査に支障−「ベント」原因か・福島

1号機で5シーベルト以上=屋内で最高、原子炉調査に支障−「ベント」原因か・福島

 福島第1原発事故で、東京電力は2日、1号機原子炉建屋2階の空調関連室の放射線量をロボットで測定したところ、最高で毎時5シーベルト(5000ミリシーベルト)以上だったと発表した。屋内の測定値では、6月3日に同建屋1階で測定された4シーベルト(4000ミリシーベルト)を上回りこれまでの最高。東電は同室を立ち入り禁止とした。
 同室には原子炉格納容器の圧力を逃がす「ベント」の配管と、非常用ガス処理系配管との合流点があり、1日に屋外で最高の毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上が測定された主排気筒との接続部分の上流に当たる。主排気筒と同様に、東日本大震災翌日のベントの際に放出された高濃度の放射性物質が付着したと考えられるという。(2011/08/02-20:47)


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