福島第1原発事故 1号機建屋で屋内最高となる1時間あたり5,000mSv超える放射線量を検出
東京電力は、福島第1原発の1号機で、屋内として最高となる1時間あたり5,000ミリシーベルト(mSv)を超える高い放射線量が検出されたことを明らかにした。
東京電力は「パックボットで5シーベルト/hを観測したため、立ち入り禁止にした」と話した。
東京電力によると、格納容器内のサンプリングに向けた調査を行うため、2日午後、1号機の原子炉建屋の2階にある空調機室に、初めて遠隔操作のロボットを入れて空間線量を測ったところ、1時間あたり5,000ミリシーベルトを超える放射線量が検出されたという。
この線量は、第1原発の屋内でこれまでに計測された中で、最高となる。
これを受け、東京電力では現場を立ち入り禁止にして、鉄板などで放射線を遮へいする方針。
第1原発では1日、被ばくすると、ほぼ全員が死亡するという1時間あたり1万ミリシーベルトを超える線量が屋外で検出されていて、原子力安全・保安院は、作業員の放射線管理に万全を期すよう東京電力に指示した。
(08/02 22:17)