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建屋内で最も高い5000ミリSvを計測
福島第一原子力発電所で2日、建屋内の放射線量としては最も高い値が計測された。1日にも、敷地内で極めて高い値の放射線が計測されている。
福島第一原発では1日、敷地内で一時間当たり1万ミリシーベルトという高い放射線量が確認された。2日、1号機の原子炉建屋の2階部分をロボットが調査したところ、少なくとも一時間当たり5000ミリシーベルトの極めて高い放射線量を確認した。これまで計測された建屋内の放射線量としては最も高い値だが、作業員が立ち入ることはなかったという。
この場所には、格納容器から蒸気を出す「ベント」という作業の際に使う配管が通っており、1日に高い放射線量が発見された場所にも同じ配管がつながっている。
「東京電力」は、3月に行ったベント作業の際に、配管に高濃度の放射性物質がたまった可能性もあるとみており、今後、作業員の安全確保のために周囲を完全に遮蔽(しゃへい)する方針。
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