東日本大震災:天井崩落の九段会館で実況見分 2人死亡で

2011年6月5日 18時32分 更新:6月5日 18時40分

 東日本大震災で天井が崩落して2人が死亡し26人が重軽傷を負った「九段会館」(東京都千代田区)について警視庁捜査1課と麹町署は5日、実況見分した。捜査員約30人が建築学などの専門家と共に、床に落ちているがれきの状況などを調べた。天井の構造や耐震性も詳しく調べ、崩落した原因を究明する。

 九段会館では3月11日、東京観光専門学校(新宿区)の卒業式に出ていた非常勤講師、金子いづみさん(51)=神奈川県藤沢市鵠沼藤が谷3=と同、小林桂子さん(50)=東京都町田市玉川学園7=が崩落した天井の下敷きになり死亡。2人の遺族らが5月、天井落下防止措置を怠り事故を招いたとして、会館を運営する財団法人・日本遺族会の会長である古賀誠衆院議員らを業務上過失致死傷容疑で刑事告訴している。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

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