天安門事件22年:ジャスミン掲げ15万人が追悼 香港

2011年6月4日 23時5分

 【台北・大谷麻由美】香港のビクトリア公園で4日、天安門事件の犠牲者に対する恒例の追悼集会が開かれ、主催者側によると、過去最高規模の15万人が参加した。中国で今年2月に呼び掛けられた「中国ジャスミン革命」にちなんでジャスミンの花が配られた。会場の舞台には「天安門事件の再評価」「民主の建設」の看板が掲げられ、事件の犠牲者遺族らでつくるグループ「天安門の母」の発起人、丁子霖さんのメッセージが流された。

 香港メディアによると、丁さんは前日夜、自宅が厳しい監視下に置かれ、息子の死亡現場に出向いての供養はできなかったという。

 台北市内でも追悼集会が開かれ、事件当時の学生リーダーで台湾在住の王丹氏や台湾と香港の大学生ら約400人が参加した。

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