節電で課長が首にタオルを巻きOLがビキニで働く職場に必殺兵器導入
2011年8月2日(火)14時32分配信 夕刊ガジェット通信
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会社は守ってくれない。ならば、歴戦の日本のサラリーマンたるもの、己の知恵と工夫とで、暑さから身を守らねば。この夏をなんとかしのがねば。これ以上、エアコンには頼れない。この夏やたら売れてる扇風機だって、結局のところ電力を使う。あー、それにしてもアヅい…。ん? そういえば、今通り過ぎていったチャリ、やたらと涼しい風吹かせてたな…。お? なんだか、じわじわひらめいてたきぞ!
そんなこんなで開発したのが、こちらのマシンである。名前は、特に決まっていない。見ての通りの「自転車の後輪にプロペラをつけたマシン」だ。とにかく、自転車をこいで回すことによって、プロペラを扇風機のように回転させ、送風してしまおうという魂胆だ。ちなみに、このマシンは、オリジナル自転車で定評があるこだわりバイクショップ「狸サイクル」様のご厚意により開発された、本格的な逸品。もちろんバッチリ走行可能だ。
さっそく、とある企画会議の場に同マシンを導入。よれたねじれタオルを首にまいた課長、今日もおしゃれ番長なクリエイター先生、節電対策で水着勤務を厳命されたOL(グラビアアイドル・花秋奈津クン)がブレストを行う中、若手社員(この1年で体重10キロ増)にダイエットもかねて、「人間扇風機」になってもらった。
すると、来るわ来るわ涼しい風!若手社員の決死の頑張りもあってか、最大風速は、扇風機の「強」モードとほぼ同等(JIS規格・風速の基準値を参照)の風速2.7m/秒を記録。アイデアが飛び交い、会議は大成功。プレゼンも大勝利で、課長も「ガハハ!」と大喜びだった。花秋クンも「うわっ、すーずしい!」と驚いていた。
ただ、この「自転車型人間扇風機」にもいくつかの欠点があった。まず、青色のプロペラの回転が、やたらと横目に入り、その残像がちらついたせいで夜寝付きにくかったこと。そして、「ヒュンヒュンヒュン」と自転車の回転音が、やたらと耳に残った。何より、若手社員君は、命がけで自転車をこいだため、予想以上に体力を消耗。いつも以上に汗臭くなって、憧れのOLクンに敬遠されただけでなく、翌日太ももと股関節が激しい筋肉痛になった。つまり、努力の割には、まるで「エコ」でなかったのだ!
というわけで、彼は「よるドラ」に走るという。これは、日産自動車のコンパクトカー「JUKE」のキャンペーンサイトで提案している「2011年、恋愛にも効く究極の節電スタイル」である。同サイトでは、家庭における電力使用のコアタイムである19時〜22時(資源エネルギー庁のデータを参照)に時間帯にドライブをし、節電も恋愛も楽しむための方法「夜のドライブ=よるドラ」を紹介。公式キャラクター「ヨル・ドラスキー教授(Yol Drusky)」が、節電のメリットと方策を紹介した「よるドラ講義」を動画で公開している。
ドラスキー教授によると、自動車を時速40km で窓を開けた状態で走らせた場合、感じられる風は風速2.7m/秒。つまり、「よるドラ」は、扇風機の「強」モードや「自転車型人間扇風機」とほぼ同じ涼しさなのだ。おまけに、余計な電力も体力も使わずに済むのである。前出若手サラリーマンによると「あんなに苦しい思いをして、自分は暑くなって他人が涼しくなるくらいだったら、夜はドライブにさっさと行きます」となぜかブスッとしていた。
<協力>
狸サイクル
東京都杉並区成田西2-14-12 TEL・fax03-3398-1933
■関連リンク
・よるドラ
http://www2.nissan.co.jp/JUKE/YORUDORA/
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