日本の防衛白書、韓国政界「厚顔無恥なわい曲」
【ソウル聯合ニュース】韓国政界は2日、日本政府が独島の領有権主張を明記した2011年版防衛白書を了承したことを強く糾弾した。
与野党政治家らは、日本の自民党議員3人が独島に近い鬱陵島への訪問を計画して訪韓を強行したのに続き、日本政府が防衛白書まで了承したことに対し、厚顔無恥と批判。韓国政府にも日本の挑発に対する対策を講じるよう求めた。
与党ハンナラ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)院内代表は「大震災を受けた日本に条件なく、自発的に義援金を集めた韓国国民の誠意に、こうした形で応えるのか」と指摘した。また、ハンナラ党報道官は「防衛白書は日本政府レベルの公式挑発であり、歴史かつ実体的真実を無視した厚顔無恥なわい曲だ。歴史認識の改善がまったくない日本政府に怒りを覚える」と明らかにした。
最大野党民主党の丁世均(チョン・セギュン)最高委員は聯合ニュースの取材に対し、「韓国が実効支配する状況で本当に厚顔無恥な行動だ。現政権は日本に非常に友好的だったが、恩知らずの態度を見せている」と批判した。
国会独島守護対策特別委員会の委員長を務める民主党の姜昌一(カン・チャンイル)議員は「日本の右傾化プロジェクトが組織かつ計画的に進んでいることを如実に示すもの。韓国政府のあいまいな態度がもたらした部分もあるだけに、断行に対応すべきだ」と指摘した。
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