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京大と工芸繊維大で懲戒処分

京都大学大学院の男の教授が、部下の助教に他の大学への転職を執ようにすすめるなど、いわゆる「アカデミックハラスメント」を行っていたとして、1日戒告の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、京都大学大学院医学研究科の50代の男の教授です。
京都大学によりますとこの教授はおととし7月から11月の間、部下の助教にほかの大学への転職を口頭で執ように何度もすすめた他助教が学生と共同でまとめた論文から、助教の名前を勝手に消したということです。
大学は、調査の結果、こうした行為は、地位を利用して嫌がらせを行ういわゆる「アカデミックハラスメント」にあたるとして教授を1日付けで、戒告の懲戒処分としました。
大学の調査に対してこの教授は「間違いありません」と述べ、事実関係を認めたということです。
京都大学では、「このような事態が生じ、遺憾です。人権を無視する行為については今後も厳正に対処していきたい」と話しています。また京都工芸繊維大学の40代の男の准教授が、女子学生に対して好意を示したり、非難したりする内容の発言やメールを繰り返し大学側からセクシャルハラスメントに当たるとして、停職5日の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科の40代の男の准教授です。
京都工芸繊維大学によりますと、この准教授はおととし秋頃までのおよそ1年間に自らが受け持つ授業の女子学生に他の学生がいる前で「好きだ」と発言したり、メールで同様の内容を伝えたということです。
2年前の6月に女子学生が別の教員に相談して明らかになり、大学側はこの准教授に注意をしていましたが、その後女子学生に非難する内容の発言をしたということで、大学はこれらの行為がいわゆるセクシャルハラスメントにあたるとして大学は1日付けでこの准教授を停職5日の懲戒処分としました。京都工芸繊維大学は、「2度とこのようなことの無いよう、厳しい倫理観と使命感を持って信頼の回復に努めます」と話しています。

08月02日 13時39分

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