2011年8月2日9時5分
百人一首の知識に加え競技かるたは判断力、俊敏さが求められる。「文化系の運動部ですよ」と指導する友松尋子教諭(実籾)。競技会はTシャツにトレパン姿で、対戦は1時間半〜2時間にも及ぶ。「体力、集中力も欠かせません」
千葉県大会での成績をもとに男女混成の県代表チームを編成し福島県会津若松市での試合に臨む。聖徳大女子、麗沢など五つの高校から8人が選ばれた。たった1人の男子で主将をつとめる小祝章吾さん(専大松戸3年)は「目標としてきた大会なので参加できるのはうれしいのですが、大震災の被害を受けた地元にとって開催は大きな負担だと思います。感謝の気持ちを忘れないようにしたい」。
千葉はかるたでは後発地域。選手が集まらず全国大会参加もままならない状態がつい5年前まで続いた。ところが高校生のかるた競技を舞台にした少女まんがが人気となり、県大会参加者がここ数年で3倍になった。神保ちはやさん(鎌ケ谷2年)もまんがを読んでかるた競技を志し、「気力とあきらめないことを学びました」という。神保さんに誘われ始めた同級生の浅房なつみさんは「強い選手との対戦が楽しみ」。
目標は一度も達成したことのない予選リーグ突破。「壁は厚いが頑張ります」と小祝主将は語った。(渡辺延志)
米軍は今夏、アフガニスタンからの撤退を始める。だが息を吹き返したタリバーンは反政府攻撃を強めている。どうやってタリバーンは復権してきたのか。