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覚醒剤:2.5キロ密輸容疑で男逮捕 福岡県警と税関

押収された覚せい剤やバッグ=福岡市博多区の門司税関福岡空港税関支署で2011年8月1日午後2時34分、遠山和宏撮影
押収された覚せい剤やバッグ=福岡市博多区の門司税関福岡空港税関支署で2011年8月1日午後2時34分、遠山和宏撮影

 福岡県警と福岡空港税関支署は1日、西アフリカ・マリから覚醒剤約2.5キロ(末端価格約2億円相当)を密輸したとして、住所不定、無職、三宅亮容疑者(26)を覚せい剤取締法違反(営利目的密輸)容疑で逮捕したと発表した。「違法なものだとは分かっていた」と容疑を大筋で認めているという。福岡地検は同日、三宅容疑者を同罪で起訴した。

 起訴状によると、マリのバマコ・セヌー国際空港からフランス、韓国経由で福岡空港に到着した7月10日午後4時20分ごろ、手荷物のバッグにポリ袋入り覚醒剤6袋(約2.5キロ)を隠し密輸したとしている。

 県警などによると、福岡空港の手荷物検査で税関職員がバッグ表面の手触りを不審に思って中を空けさせ、表面と裏地の間に覚醒剤があるのを見つけた。三宅被告は「大阪府内の路上で偶然会った外国人男性に頼まれ、マリのホテルで男からバッグごと受け取って持ち帰った」と供述しているという。

 県警は、外国の密輸組織が報酬目的の運び屋の三宅被告を使って輸入し、日本の暴力団に譲渡しようとした可能性があるとみて捜査している。

毎日新聞 2011年8月2日 10時52分(最終更新 8月2日 10時58分)

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