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仕事の合間に。

2011年 7月 31日

今日は、静岡の私の会社の店舗まで、軽自動車のスバルR2で出かけることにする。

なので、ロードバイクには乗ってる時間が無いので、ほんの30分くらい、ちょっとした用事で、効率的に負荷がかけられるピストバイクのFUJI VENOMを走らせる、つもりだったが、リヤタイヤがスローパンクチャーでぺしゃんこなので、まず修理から始める。

基本的に、タイヤは太いほどパンクしにくいので、700×40cものFUJI VENOMのタイヤは、事実上パンクフリーだと思ってたが、交換してわずかしか走ってないのに、きっちりと貫通パンクしてる。

タイヤを外して異物のチェックをするが、ものすごくトレッド面の厚さが薄いことに気付く。軽快にスピードが乗るわけだが、これじゃあ、パンクのリスクは避けられない。

ちなみに、自分で交換したので、その時もこのタイヤを手にしてるはずだが、スポンとあっさりはまったので、特に何も気に留めなかった。

うーん、やはり、ボンヤリ生きていてはいけない。

こうして時間を食ったので、ほんの10分位、近所のATMまで走っただけ。

静岡から仕事を済ませて豊橋に戻り、店舗に直行して深夜までお仕事。

仕事の合間に、以前からどうしても試したかった事を気分転換としてやってみることにする。

それは、シマノのデュラエースのピスト用コグの研磨。

少なくとも感覚性能は、サードパーティーのポリッシュ仕上げでピカピカのスペシャルパーツに大きく劣る、無骨なシマノのシングルコグを、自分で磨いてそれに近づけてみたいと思ってたのだ。

こんな風に、探究心と好奇心が旺盛で実行力があるのが、私の経営者としての資質と直接つながるのだ。

さて、クロモリ製のコグのとりあえず歯のエッジを落としてみるが、これには工業用ダイヤモンドパウダーを使用した家庭用刃物研ぎ器でやってみる。

まあ、第一段階として、それなりに加工できたが、それにしてもこのシングルコグの材質が固いのに感心する。

私は、家庭用包丁も、この研ぎ器で研いだことがあるので分かるのだが、包丁がサクサク研げるこの道具をもってしても、ただエッジを落とすだけなのに、わずかずつしか削れないので、専用の刃物よりも固いことになる。

シマノというか、競技用自転車のパーツに込められた人類の英知はすごい。

このコグを強力なグラインダーで加工して歯車の歯に刃を付ければ、間違いなく人を殺傷できる手裏剣が作れると思われる。

こんな風に、自分自身のカラダを使って得られた「物への深い理解」は、私の自転車の趣味をより深化させ、かつ進化させる。

そうして、たぶん私は30年後も楽しくロードバイクやピストバイクに乗り続けていると思う。それなりのパフォーマンスを保ちながら。

あ、コグのポリッシュ加工は完成まで、まだまだ相当に時間がかかる見込み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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