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中国:新疆ウイグルで襲撃事件 2日続き10人死亡--カシュガル

 【北京・米村耕一】新華社通信によると、中国の新疆ウイグル自治区カシュガル市中心部で30日深夜と31日午後、警察官や通行人が襲われる事件が発生し、少なくとも10人が死亡、38人が負傷した。二つの事件で、容疑者5人が警察側の銃撃などによって死亡し、5人が拘束された。民族対立が背景にある可能性があり、当局は警戒を強めている。

 30日の事件は、信号待ちをしていたトラックを2人組が乗っ取り、歩行者に突っ込んだうえ、トラックを降りて刃物を振り回すなどして少なくとも7人を殺害、28人にけがをさせた。2人組のうち1人は殺害され、1人は警察に逮捕されたという。中国人権民主化運動情報センター(香港)によると、殺害された7人は漢族で、襲撃した2人組はウイグル族とみられる。また31日の事件は、当初は爆発と報じられたが、実際には刃物による襲撃事件だった模様で、警察官を含む3人が死亡し、歩行者ら10人が負傷した。

毎日新聞 2011年8月1日 東京朝刊

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